こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用
竹川美奈子さんの新著「こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用」を献本いただき、早速、読みました。
こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用
本書をひと言で言うならば、
おうちで竹川美奈子さんのセミナー
に丸一日プラスアルファで参加できた気分になれる一冊です。本書の構成は2部に分かれます。
- 第I部 3つのNISA 制度のキホンと改正点
- 第II部 Q&Aでわかる! キホン、活用、出口
そして本書の特徴は、なんと言っても第II部。オンラインセミナーなどに参加して、こんな不満を持ったことありませんか?
- もっと質疑応答していたい〜。
- なんで私が出した質問取りあげられないの〜(T.T)。
本書は、これらにお答えする本なのです。時間の関係ではしょられてしまった質問や説明不十分だった回答などが見事に解決されるはずです。Amazonの書籍説明には、Q&Aの”Q”の部分がそのまんま載ってます。
Q いま持っている投資信託をNISA口座に入れたいのですが、どうすればいいでしょうか?
Q つみたてNISA、新NISAの1階部分の対象商品は、リスクが低いものに限定されているのですか?(大幅に中略)
Q つみたてNISAを上限額までめいっぱい活用して積み立てを続けてきました。利益も2割出ていますが、途中で利益確定するのはありでしょうか?
Q つみたてNISAで20年積み立てても、最後に暴落して損をすることはないのでしょうか?
NISA制度の入口から出口までの質問がずらっと並んでいますので、もし、ひっかかかる質問があればぜひ。ちなみに私は何度も説明を受けたり情報を仕入れたはずなのに「なんだったっけかなあ」という質問だらけでした(笑)。NISA複雑すぎる。
「もっと質疑応答と称して竹川さんとお話ししていたい」という要望以外は、かなえられる可能性が高いでしょう。長年、精力的にセミナーや投資家との会話を続けてこられた竹川さんならではの一冊となっております。
また、本書のQ&Aには、竹川さんの他のご著書や他のテーマのセミナーで語られている「知識の勘所」「キモ」みたいなことがさりげなく惜しげもなくちりばめられています。そう言う意味でもおトクな一冊ではないでしょうか。
それにしても本書のパターン、いいですよね。iDeCo編、投資信託編、リタイア編(最近流行のFIREのリタイア後と普通のリタイア、たいして差がないんじゃないかと思ったりする今日この頃)、いろいろできちゃうんじゃないかしら。勝手に期待しちゃいます。
最後に、本書のたくさんある質問から、当ブログっぽいお題をひとつ拝借。p176「50歳ですが、これからつみたてNISAをはじめても遅くないですか?退職が見えてきましたが、これから運用ををはじめても遅くないですか?」。ふと思ったのが、これってもう少し年齢が進んで、
- 「65歳ですが、これからつみたてNISAをはじめても遅くないですか?年金受給が見えてきましたが、これから運用をはじめても遅くないですか?」
だったらどうなんでしょうね。これまで運用経験がない人のリスク資産の運用をどう考えるべきか? たとえば、インフレ耐性の向上目的で資産の2割とか、勉強するヒマはないから最初からインデックス投資でとか、一括で投資して運用しながら取り崩すこともありなのか、とかとか。
例によって、しょうもないことを考えてしまう今日この頃です。
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