「自分は絶対だまされない」 そろそろ私も注意しようと思った件
日経さんです。
特殊詐欺 65歳以上の被害者の割合は85.7%
"「高齢者の方にコロナで給付金が50万円支給されます。市役所の職員がご自宅に伺いますのでキャッシュカードを用意しておいてください」。東京都に住む80代の女性Aさんの自宅に今年4月、自治体職員を名乗る人物から電話がかかってきた。"
あやしいお誘いというのは、昔からありますが、手を変え品を変え。最近は、コロナ系だそうです。今回、注目するのは、被害者の年代。65歳以上の被害者の割合が85.7%だそうです。グラフにすると、なんかすごい。
なぜ高齢者がだまされやすいかについては、「近くに身内がいない高齢者は、詐欺犯から不安や恐怖をあおられると『急いで対応しないと大変なことになる』とパニックに陥りやすい」と言う点を指摘しています。だまされないための心得の条としては、次の4つ。
- 「自分は絶対だまされない」と過信しない
- 迷惑電話防止機能のある固定電話機を利用
- 家族や友人と日頃の連絡を密に
- 不安なときは警察や自治体の窓口に相談
「自分は絶対だまされない」と過信しない
いつもだったら、「読者のみなさん。ご高齢の両親親戚のみなさんに注意してあげてください」となるわけですけど、ハタと気が付いたのは、自分もそろそろそう言う世代に近付いていると言うこと。心配すべき母は、今は施設のお世話になってますから、もはや一番心配しなければいけないのは私自身なのかも。
「自分は絶対だまされない」と過信しない。肝に銘じたいと思います。(銘じられなくなるのが、高齢化することなのかもしれないですけど)
私の場合、電話は、
「当社は、壁の塗り変え・・・」→「先日工事したばかりなんです(即答)」
「畳の張り替え・・・」→「うちに和室は(あるけど)ありません(即答)」
「あの、奥さま、いらっしゃいます?」→「でかけてます(即答)」
みたいな感じで基本シャットダウン。(ちなみに、ネット銀行ネット証券以外の普通の金融機関には、多額のお金をおかないことにしているせいなのか、この10年、金融機関からは勧誘そのものがなくなりました)
ただ、気になるのは、迷惑メールです。最近はだんだん巧妙な文面も増えてきてます。「今すぐ手続きをしないと、口座が凍結されます」的なのはしょっちゅう来ます。今は、見た瞬間にあやしいメールと察知する感性があるから良いのですが、これがいつまで持つかどうか。私が、高齢者になる10年後、20年後は、さらに巧妙になってくるでしょうし。
ボケる前に メアドの整理、金融口座や通販の取引先なんかを減らしていく、みたいな終活は地道にやっていく必要があるのかなあなどと考える今日この頃です。
コメント
狙う方も効率を考えるだろうからなあ。金持ちイコール老人だから
だまされやすいというより狙われやすいのじゃなかろうか?
投稿: deds | 2021年8月23日 (月) 07時17分
>deds 様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、根底にあるのは「お金持っている」っていうことなんでしょうね。
投稿: NightWalker | 2021年8月23日 (月) 08時40分
いわゆる還付金詐欺で、ATMの前で必死に止めようとする警察官を突き飛ばして振り込もうとするご老人もいたとか。ほとんどマインドコントロールの域ですね。
ちなみに警察では簡単な回避策として、固定電話は常時、留守電にしておくよう勧めています。詐欺犯は留守電ならすぐ切って次を狙います。
一般的な勧誘電話もメッセージまで残すところは少ないので、ほぼシャットアウトできるメリットも。
投稿: ひさご | 2021年8月24日 (火) 01時09分
>ひさご様
コメントありがとうございます。
留守電はいいですね!
投稿: NightWalker | 2021年8月24日 (火) 01時12分