eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額が5000億円を突破!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額が5000億円を突破しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額が5000億円を突破!
7/2現在、5,048.96億円! 国内のインデックスファンドとしては最大規模です。
加速度的に増えてますね。興味深いのは、コロナショックがどこだったかわからない推移をしていること。ショック時にチャンスとばかり資金流入する。人気のあるファンドで時折、見かける現象です。
単位:億円 三菱UFJ国際投信サイトの設定来データより筆者作成。7月は、7/2までの累計
今年に入って、米国株ブームの時流に乗ってか、すごい勢いで資金を集めていることがわかります。日銀が豪快に国内を買う影で、庶民はひっそりと米国や世界を買う。ある意味シュールな構図です。
雑感
主な米国株インデックスファンドをピックアップしてみます。
ファンド名 | 設定日 | 信託報酬率 (税込) |
純資産総額 (百万円) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 2018/7/3 | 0.10% | 5048.96億円 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 2017/9/29 | 0.16% | 3063.76億円 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 2019/9/26 | 0.09% | 2493.20億円 |
iFree S&P500インデックス | 2017/8/31 | 0.25% | 295.80億円 |
純資産総額は7/2付け。
Slim米国株、強いですね。コストと設定日が命運を左右しているのがなんとなくわかります。また、Slim米国株は普通のファミリーファンド。海外ETFを買うファンドに比べコスト構造上有利なのも強みです。ちなみにちょうど出てきた第3期の運用報告書では、信託報酬が0.098%、実質コストが0.124%という低コスト運用となっておりました。
それにしてもiFree S&P500インデックスは惜しい。せっかく、金融庁で開催されたつみたてNISA説明会での声をいち早く聞き届け、現場は必死に同ファンドを組成したのに、その後、コスト競争について行けず(行かず、か…)。
もし、宣戦布告してコストを下げ続けていたら、Slim米国株のひとり勝ちもなかったかもしれません。信託報酬率0.25%を0.10%に下げていたら、収益は40%に減りますが、10倍売れ「損して得取る」の構図だったかもしれないのに〜。作って終わりじゃもうダメなのです。タラレバを言ってもしようがありませんが、インデックスファンドの勝ち組になるには、思い切った経営判断が必要と思う次第であります。
それにしても、コスト低減の経営判断をしなかった運用会社が地団駄を踏むくらい、果敢に低コストを提供するインデックスファンドの規模が大きくなって欲しいなあ。ざまあみろと言ってみたい(笑)。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が1兆円突破する日がそう遠くないことを願っております。
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