FIREを選びたくなる人ってどんな人?
トウシル、窪田 真之さん。
はじめに
記事では、FIREへの道のパターンを
- 一攫千金→貯蓄を切り崩しながら、好きなことだけする
- 生活費の25倍の貯蓄をつくり、年率4%で運用しながら生活する
- 生活費がほとんどかからない自由な生活に入る
- 好きな仕事だけやって一定の収入を得ながら、FIRE
4つほど上げ、最後に
”このように考えていくと、もっとも現実的なFIREは、FIRE後も仕事をして、収入を得ていくという選択肢です。「仕事を続けるのなら、何も変わらない」と思ったかもしれませんが、そんなことはありません。大いに違います。生活のために我慢してやる仕事から、自分が本当にやりたい仕事に変わる意義は大きいと思います。”
”「嫌いな仕事から解放され、好きな事を仕事にする」夢を実現するために必要な貯蓄を確保するのを、FIREの目標にするのが、もっとも現実的”
とまとめています。まっとうなご意見だと思います。
FIREを選びたくなる人ってどんな人?
ただ、「嫌いな仕事から解放され、好きな事を仕事にする」。ここに違和感があるんですよ。前者はまさしくそうですけど、後者は難しい。そう考える人が、FIREを選びたくなるのではないでしょうか。早期退職後、まがりなりにも再就職活動をしてみた私ですが、
- いざ探してみると好きになれそうな仕事(の求人)がない。
- 好きなことはあってもその仕事には就けそうもない(たとえば、ゲームが好きだからと言ってプロのゲーマーになれるわけではない。そもそも加齢の問題が大きい)
- 給料は、ほぼ確実に下がり、労働生産性は大きく落ちる。
なんて「つまらない現実」に気が付きます。そして再就職しても、
- いまさら下っ端で仕事してもちっとも面白くない
そんな「きわめて平凡でわがままな現実」にもハタと気が付くわけです。正論としては「目の前にある仕事を面白く感じることが大切なんだよ」となりますが、そう思えるくらいなら、早期退職しないでしょうし。
そんなささやかな経験の末路として、「早期リタイアとはきわめて売上の少ない自由業になること」と言う概念に私は辿り着きました。
もっと前向きなオトナになりたい場合は、FIREや早期リタイアではなく、よく似ているけど全然違う、独立開業を目指すべきと考えます。FIで作った資産は開業資金。
それにしても、FIREという言い方には少々あきてきた今日この頃ではあります。
コメント
脱サラや個人事業主を勧めてるだけだなあ
リタイアという意味をしらないんだろう
投稿: deds | 2021年7月 7日 (水) 00時30分
「時の流れに身をまかせ」
資産額がFIREの域に達しているか?は別にして、ノープランで此処まで着ていた。「人間万事塞翁が馬」が実感ですね。下記が流れです。
リーマンショック→早期退職→ハロワーク→ハロワーク嘱託職員→資格取得→
勤続12年経過。資産運用歴は25年ですので、老後の生活の心配はありません。
①仕事に対する「やりがい」はとても有ります。少しずつ増している?
②ノルマ、プレッシャー、はそれなりに有るがストレスは感じない。
③労働条件は良好。給料、ボーナス、労働条件、福利厚生、満足している。
④年金を受給し運用に回す。働き年金を納め、将来の生活の足しにする。
⑤余暇の時間を作り、有意義なお金の使い方を考え妻と楽しむ。
永く自分の足で歩ける様に「健康管理・維持」がこれからの重要課題ですネ。
投稿: オークX32 | 2021年7月 7日 (水) 08時39分
みなさまコメントありがとうございます。
>deds 様
そうですね。すでにリタイアじゃなくなってる。
>オークX32様
>人間万事塞翁が馬
そういうことだと思います。その上で結果に理屈を付けてみると。
投稿: NightWalker | 2021年7月 7日 (水) 09時52分