オールカントリーがSlim先進国株式の純資産総額をついに追い抜く。
ついにeMAXIS SlimオールカントリーがeMAXIS Slim先進国株式の純資産総額を超えました。
オールカントリーがSlim先進国株式の純資産総額をついに追い抜く。
2021/7/13付け純資産総額です。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 2293.93億円
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス 2292.14億円
オールカントリーが急加速しているのがわかります。
気付くのは、コロナショックの2020年3月。先進国株式は純資産総額が基準価額の低下に伴って減っていますが、オールカントリーはそれほど減ってません。このあたりが転換点だったのかしら。
雑感
純資産総額2000億円以上のインデックスファンドは以下の通り。
ファンド名 | 純資産総額 2021/7/13 (億円) |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 5324.58 |
ダイワ J-REITオープン(毎月分配型) | 4418.57 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 3157.08 |
ニッセイ 外国株式インデックスファンド | 3088.05 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 2612.90 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 2293.93 |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 2292.14 |
インデックスファンド225 | 2094.42 |
DIAM 世界リートインデックスF(毎月分配型) | 2051.61 |
かつては、インデックスファンドと言えば先進国株式でしたが、すっかり米国株、全世界株が主流となりましたね。集中するなら米国株(といっても米国内で充分分散されてはいます)、世界に分散するならオールカントリー一本で合理的な楽チン投資。
先進国株式クラスは、ニッセイ外国株式インデックスファンドがSlimより優勢です。信託報酬率は同じ水準ですが、eMAXIS陣営が、古いファンドを見捨てたのに対し、ニッセイさんは、最初に作ったファンドを大事に育てた。ここが評価されていると推測します。
eMAXIS陣営が先進国株式クラスでの巻き返しを図りたいのであれば、販路めぐりをしていただいて、先進国株式クラスだけでも旧eMAXISとSlimを統合するしかないでしょうね。7/13付けで旧eMAXIS先進国株式の純資産総額は491.47億円。統合すれば単純計算で、2783.61億円になりますし、その努力に対して投信ブロガーの大きな賞賛を得ることができるんじゃないかと。インデックスファンドって、ネットの評判、結構大きいですからね。
さて、元気いっぱいのオールカントリー。今後の伸びも楽しみです。
コメント
いつも楽しくブログを拝見しております。
さて、今回の質問はリバランスに関してです。
リスク資産の割合が増加してきて、リスク資産の割合を元に戻す時、複数あるリスク資産のどれからを対象にすればよいのでしょうか?例えば、「一番含み利益が大きいものから」とか、いやいや「一番含み利益が小さいものから」、あるいはこの際「含み損が出ているもの」からとか悩みますが、こうした場合にどう対応するかというような原則というようなものはあるのでしょうか?
投稿: 非不惑爺さん | 2021年7月14日 (水) 10時30分
>非不惑爺さん 様
コメントありがとうございます。
リバランスはリスクを一定に保つ作業なので、リスク資産間の比率も目標に合わせるのが原則です。
投稿: NightWalker | 2021年7月14日 (水) 10時48分