パッシブファンドの純資産残高が拡大 2021
モーニングスターさん。ちょっと前に日経新聞にも出ていた話題です。
はじめに
パッシブファンドの純資産残高が増えているという話題です。
- 5月には15兆円を突破し、6月末時点では15兆8,657億円
- 国内ファンド全体に占める比率は6月末時点で19.96%
10年前は8.14%で、2倍以上に増えました。
特に今年に入ってから加速しているようです。モーニングスターさんの分析によると、低コストのつみたてNISA採用の純資産残高上位ファンドがけん引役となっているとのこと。つみたてNISA最大の功績は、超低コストのインデックスファンドができる土壌を作ったこと、だと思ってます。
雑談
パッシブファンドが20%になった・・・と言っても、あくまで、国内ファンド全体に占める比率。
MSCI ACWIのFactSheetによると6月末の資産額は、66,490,146.68 USD Million= 1ドル110円として、全世界7314兆円(MSCI ACWIが全部カバーしているわけではないので実際はもっと多い)。記事にもふれられていますが、資産規模が大きいインデックスファンドは外国株式系。そう言う目で見れば、日本の15兆円なんぞ微々たるものなんですね。日本の家計は、大きな金融資産を持ちながらせっかくの収益機会をまだまだ見逃していると言う見方もできるかも。
ちなみに、世界における日本株比率はなかなか残念な状況になっています。手元にあるオールカントリーの月次報告の記録から、日本株比率を拾ってみますと、
- 2019年7月 日本株比率7.0%(2019年6月以前はメモってなかった(^^;))
- 2021年6月 日本株比率5.9%
日本株のプレゼンスは、絶賛低下中です。日銀や年金が買ってなかったら、どんなことになったのやら。
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