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2021年6月12日 (土)

セミリタイアから完全リタイアへの出口戦略

私が、6年前、会社を早期リタイアしたときは、セミリタイアと言ってました。

はじめに

当時は、会社紹介の再就職支援会社のお世話になることもあり、なんか話があったら再就職くらいの軽い気持ちでいました。すでに完全リタイアしても良い状況ではあったのですが、なんとなくセミリタイアと言っていたのであります。本来は切羽詰まった状況だったのかもしれませんが、すごくゆるく考えてました。

今、あらためてサラリーマン的労働人生を整理してみると、こんな具合になります。

 (1)フルタイムワーカー期 労働収入大

 (2)ダウンシフト期 労働収入小

 (3)完全リタイア期 労働収入ほとんどなし

セミリタイアは(2)。再雇用なんかも実態ではこの状態になるケースが多いのではないしょうか。(3)が、真に働かない状態。アーリーリタイアとかセミリタイアとか私も言ってますけど、要は「いつ次のフェーズに移るか」だけなんですよね。

セミリタイアから完全リタイアへの出口戦略

セミリタイアを考えている人が考慮すべきは、(3)の状態への道筋、いわば、セミリタイア状態から完全リタイアへの出口戦略。

ほとんどの人間は、いつかは、働けなくなる日が来ます。最初はセミリタイアでも、その時までに経済的自立を果たさなければなりません。人生最終盤戦における経済的な基本要素は、第一に「公的年金」、次に「資産(記入資産、不動産など)ってことになるわけですが、いずれも、(1)の時代の蓄積が大きい。

もうひとつ考えておきたいのは、50代以上は労働の生産性が落ちてしまうこと。やる気と世間のミスマッチというか。稼ぐに稼げなくなり、金銭的にミスったなと思っても挽回が難しい事態もあり得ます。

私自身は、50代、早期退職勧奨に背中を押され、出口もへったくれもなく退職するに至りましたが、時折、もう少し早く、たとえば40代で、計算ずくかつ気合いでセミリタイアするような人生の選択肢はあったんだろうか、と考えることもあります。

ですが、これらのことや私の性格を考えると、やっぱり難しかったんだろうな、と思い返す今日この頃でした。

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