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2021年6月 8日 (火)

退職金が何年分の生活なのかと言う視点

日経、山崎俊輔さんの記事です。

はじめに

「今から考えたい「退職金」(1)」とあるので、記事では、しばらくこのテーマが続くと思われます。退職金に対するポイントとして、

  • 退職一時金は受給までの生涯賃金7%を占める。
  • 退職金は「後払い賃金」

重要なので、まずは、ちゃんと会社の制度を確認しましょう。というメッセージの記事でした。

すでに退職金をもらってしまった身の上として、2点ほど補足しときますと。

その1 どうせ確認するなら企業年金の運用利率も確認する

記事には、「退職金が、1000万円で、38年間働くということは毎月2.2万円くらい会社から多く給料をもらっていたのと同じこと」とあります。

実際は、会社がある利率で運用していると思われますから、ここは、たとえば、その運用利率が1.0%だったとして「退職金が、1000万円で、38年間働くということは毎月1.8万円くらい会社から多く給料をもらって、年利1.0%で運用していたのと同じこと」となっている可能性もあります。

ですので、運用利率についてもわかるとラッキーです。みんなゼロ金利に慣れきっていますが、意外にちゃんとした運用利率になっていたりして、企業年金自体がインフレ対策になっている可能性もあります。

その2 退職金のメリットは節税

記事には、「毎月もらってもいいわけですが、退職後の生活を考えると、会社に管理してもらうことでリタイア直前にまとめて受け取ったほうが、老後の安心にもつながります。」とあります。

ここは、もうひとつ意味があって、「毎月もらってもいいわけですが、会社に管理してもらうことでリタイア直前にまとめて受け取った方が、退職金控除分、節税できます。」という面があります。山崎さんが指摘されたように「あったらあっただけ使っちゃう人間の業」を鑑みて、税制との合わせ技でできた制度ではないかと、考えます。

以上、勝手に補足の2点でした。

退職金が何年分の生活費なのかと言う視点

私の6年前までいた会社は、企業年金制度(=退職金制度)が、ある時(盛大にリストラが始まった2000年頃)からオープンになっていましたから、すぐわかったのですが、そうなる前は、なかなか掴みづらいのが現実でした。でも、そこは蛇の道は蛇。人事や経理畑の知り合いから聞いたり、諸先輩方と飲んで、こっそり聞いたりしておりました。今は昔の話です。

 すでに退職金をもらってしまった私からの退職金に関するアドバイスは、

 退職金を当てにしてものを買うな

 退職金をボーナスと勘違いして散財するな

ですかね。テンプレートとしてありがちなのは、住宅ローンとか、盛大な海外旅行とか。

退職金は、全額、会社卒業後の生活費=リタイア資金と考えた方が吉と考えます。もらった退職金が何年分の生活なのかを把握することをオススメします。リタイア生活の余裕資金は、退職金ではなくこれまで積み上げてきた資産と心得たいところです。

退職金+ワークロンガーで、「定年時に貯金がゼロだったとしても死ぬまで生きるくらいはなんとかなる」という人が案外多いのかもしれませんね。

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