バブル崩壊のトラウマ世代だって長期投資している人はしている
日経マネーのまなび、岡三グローバル・リサーチ・センター理事⻑エグゼクティブエコノミスト ⾼⽥ 創さんの記事です。
はじめに 〜資産運⽤トラウママップ
元ネタは岡三証券さんのこちらの資料↓
超要約すると、
- バブル崩壊後の長期低迷の影響を受けた世代は資産運用に対するトラウマを抱えている。
- そのため、マクロで見ると「貯蓄から投資へ」の潮流の実現にはいまだ時間を要する状況。
- 一方、21世紀になってから運用を開始した世代は、トラウマを抱えていない。
- これからの世代に期待。若者への⽀援策も必要。
と言うお話でした。
若者への支援策は、変な商品を売るんじゃなければおおむね賛成。一番良いと思うのは、つみたてNISAの総非課税枠をドカンと大きくすること。加えて、年あたりの投資上限額もドンと引き上げ、たとえば5年で総非課税枠を使い切れるパスを作ること。これなら、トラウマを抱えて投資をしてこなかった人もついでに救済する策にもなるのではないでしょうか。
バブル崩壊のトラウマ世代だって長期投資している人はしている
私は、まさにトラウマ世代・・・なんですが、トラウマをそれほど抱えることなく、上記のマップでいうと「雪解け世代」が始まった頃から、長期投資に重心を置くようになりました。
私がトラウマを抱えなかった流れはこんな具合です。
- 20世紀は、持ち株会を除き、素直に貯蓄をしていた。
市中金利よりも有利な社内預金制度も当時はまだあった(後に崩壊)。
金利がそれなりにあったので財形貯蓄制度も機能していた。 - 持ち株会は、ITバブルの時に売って住宅ローンの繰上返済に充てた。
- 21世紀になって、心機一転、ネット証券で投資を始めたら、時代が変わっていた。
狙ってたわけではありませんが、運良く、20世紀の問題を21世紀に持ち込まなくてすみました。
違いがあるとしたら、バブル崩壊の教訓をどう捉えたか?ですかね。バブル崩壊後、
投資は怖いし儲からない。投資は止めよう。
と感じた人と、バブル崩壊は、
日本ばかりで世界に投資しなかったことと
短期で儲けようとしたことが失敗。
投資が悪いわけじゃない。
と考えた人の差であったような気がします。世に投資が必要であることは、自分の会社のビジネスを見ればわかると思うんだけどなー。
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