FP竹川美奈子さんが解説!2022年のiDeCo改正とは?
SBI証券×ニッセイさんコラボ企画のオンラインセミナー、 「FP竹川美奈子さんが解説!2022年のiDeCo改正とiDeCoの始め方」を受講しました。
<2021/12/8 追加>
2022年iDeCo改正に対応した、竹川さんの最新のiDeCo本が出版されました。詳しくはこちらで↓
FP竹川美奈子さんが解説!2022年のiDeCo改正とは?
セミナーの内容は、タイトル通り。iDeCoの改正とiDeCoの使い方のお話です。
2022年のiDeCo改正について、ざっくりメモりますと、
- 加入できる年齢が65歳まで延びる
ただし、年金に加入している必要がある。60歳以降も働いて厚生年金を納付している人はオーケー。そうでない場合は、任意加入していれば入れる。 - 加入しやすくなる。
規約の定めにかかわらず加入できる/マッチング拠出とiDeCoのどちらかを選択できる - 拠出限度額が変わる。
- 受給開始年齢の選択が75歳〜までに可能に
さすが竹川さん、いつものようにわかりやすい説明でした。
しかし、笑っちゃうほどに、確定拠出年金のシステムは複雑すぎます。いくら竹川さんの説明がわかりやすいって言ってもほどがあるほどに複雑。ムスコたちのために勉強しようと思った私でしたが、改正の内容が(理解はできても)ちっとも頭に響いてきませんでした。
つみたてNISAで始めて30代以降余裕ができたら入るという選択
ゴブリンスレイヤーというアニメに「奴ら(ゴブリン)はバカだが間抜けじゃない」という名台詞が出てくるんですけど、確定拠出年金の設計者は、さしずめ「彼らはとてつもなく賢いが残念だ」(多少表現を和らげています)という感じ。細かい整合とか考えずにもっとシンプルに設計して欲しいなあ。取り返しの付かない長い人生を支える制度なのに、小出しにしか改良しないし。あとで改良したってリカバーできないんですよ。無いよりましってことなのかしら。
そんな中、20代会社員の方から、「60歳まで引き出せないのが痛いし、手数料も掛かる。使いづらいがどうしたらよいか?」、まさにそこ!といった趣旨の質問が出ていました。それに対する竹川さんのお答えは、
- ムリのない範囲で利用しましょう。
- まずはつみたてNISAで始めて、30代以降余裕ができたら入るという手もある。
というものでした。
本当にそうだな、と。私は、これまで、所得税控除のことを考えて、確定拠出年金優先の立場を取ってきましたが、それはあくまで、収入に余裕のある人の話。
20代のムスコたちへの助言の勘所を得たいと思って今回のセミナーを聞いていた私としては、この竹川さんの考え方を伺えたのは非常に大きな収穫でした。
竹川さん、企画のニッセイさん、SBI証券さんありがとうございました。
コメント