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2021年6月 3日 (木)

株価が最高値を付けることについてのあれこれ 2021

日経さん。

はじめに

本日のお題はこちら。

”世界全体の株価の動きを示すMSCI全世界株指数(ACWI)が28日、前日比2.9ポイント(0.4%)高の815.379と、1990年の算出来の高値を付けた。米国を中心とした世界的な景気回復期待が追い風になり、連日高値を更新している。”

MSCI ACWI指数が連日高値を更新しているというニュースです。ということは、我らがeMAXIS Slim オールカントリーも最高値を更新しているということ。基準価額の推移を貼っておきます。

20210603

株価が最高値を付けることについてのあれこれ

押さえておきたいことは、2点です。

(1)長期的に見れば、過去最高の株価は更新し続けるだろう。

株価の性質、株価は自己増殖する、を考えたとき、過去最高値を更新するのは当然の結果のひとつに過ぎません。バイアンドホールド手法の大前提であり、これを信じないことには、長期のストロングなバイアンドホールド手法は成立しなくなります。

もちろん、個別株であれば、長い間には、こけてしまう銘柄もあるでしょう。しかし、「株式市場全体は長い間成長し続けてきたし、これらもそうだろう」といったところに、インデックスファンドによる長期投資の視点はあります。

そして大事なのが、ふたつ目。

(2)長い時の中では、過去最大の下落額も更新し続けるだろう。

同じ下落率でも、株価水準が上がれば上がるほど、下落額は自ずと大きくなります。「過去最大の下落」の文字は、「過去最高値」の文字と同じく、メディアから消え去ることはないでしょう。ずっとこの世の春が続くなら、誰も苦労はしません。

でも、逆に言えば、ここが長期投資の醍醐味、リスクプレミアムの源泉でもあります。ここで逃げないこと、退場しないことが長期投資の勝敗を決します。長期投資の持つささやかなリスクプレミアムを受け取るには、それなりの覚悟と計算が必要なのです。

やること自体はいたってカンタン。「適切なリスクを取る」です。でも、どういうわけか、この選択を嫌う人もいて、それが市場を形成するひとつの因子でもあったりするので、世の中、むずかしいのであります。

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コメント

最大の下落額というニュースを見ると、最高額を更新し続ける株価指数でそれを言う意味は何もないんじゃないかと違和感がありますね。本質が分かっていないのか、あえて煽っているのか・・・。
最大下落率だったら本当にニュースですけどね。

投稿: | 2021年6月 4日 (金) 08時46分

>?様
コメントありがとうございます。
ですよね。キャッチとしては仕方ないかもしれません。メディアが「額」で書いてきたら「率」、「率」で書いてきたら「額」で見てみるというのが定石と心得ます。

投稿: NightWalker | 2021年6月 4日 (金) 09時49分

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