先進医療保険に入るか否かを考える。
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第37回のテーマは、こちら。
はじめに
今回のテーマは先進医療にまつわる話。先進医療は夢の技術ではなく、
- 公的医療保険を適用するかどうか「評価中の技術」。
- 有効性がしっかり確立したと評価されれば、いずれ保険適用になる
- 公的医療保険と併用する「保険外併用療養」を認めている
とのこと。
よく取りあげられるガン治療の陽子線治療は、全がん患者の0.1%の実施率だそうです。また、評価対象からはずれると、先進医療じゃなくなっちゃうこともあり、実際、「多焦点眼内レンズ」という技術が対象外になって、2020年度の先進医療総額は大きく減ってます。
また、先進医療と呼ばれるものがすべて超高額なわけではなく、「100万円未満が4分の3で、全体の半分弱は30万円未満。3割は10万円未満」だそうです。
雑談
個人的には、日本の健康保険が至れり尽くせり過ぎて(=保険料もそれなりに取られている)、民間の保険はあんまり必要ない、というのが結論です。
私が、保険ってあんまり必要ないんだな、とうすぼんやりと気が付いたのが、30年くらい前でしょうか。会社に、元生命保険会社に勤めていた方が、まったく畑違いの開発職に転職してきたことがあり、なんで転職したの?的な会話の中で「人間は死なない」って言っていたのがきっかけです。その意味をあれこれ斟酌するに、要は確率論なんだなと。人間は死ぬけどそんなには死なない。人間は病気になるけどそんなには大病にはならない。しかも、ベーシックなところは公的な保険がまかなっている、ということに気が付きました。
今回の田村さんの記事に書かれているように、保険は、
”めったに起きないが、もし起きた時には経済的に大きな損害が出るケース”
に適しています。そう言う意味で、損保は必須のケースが多いです。
とはいうもののちょっと前に、妻が先進医療保険をひそかに検討していたことがありまして、ヤバいと思った私は、机の上に後田さんの本を置いといたんですよ。直接、説得すると不機嫌になるので(笑)。でも、その後、入るの止めたようです。後田さん、感謝です。後田さんの本、今は、新版が出ています↓
コメント
nightさま いつもご紹介ありがとうございます! 毎回、僕の記事よりもはるかに深い考察が加えられていて、敗北感すら感じますw。「人間は死なない」は笑いましたが、それが保険を考える真理かもwww
投稿: 田村正之(たむりん) | 2021年6月11日 (金) 20時37分
>田村正之 様
筆者直接のコメント痛み入りますm(__)m。いつも勝手に勉強させていただいております。ありがとうございます!
「人間は死なない」って会話は、当時私も笑っちゃったのですが、件の方の笑えない背景も多々ありまして、そのへんは行間からお察し下さいませ(笑)。
投稿: NightWalker | 2021年6月11日 (金) 21時59分
田村正之さんがコメントを寄せていらっしゃる!!
最近の新番組、『マネーの学び』よく見ています。田村さんのゲスト出演の回も拝見しました。
1回に3つのテーマを「学び」ます。テーマに依りますが触りだけ…の「学び」で終わり、それだけ?と物足りない時もあります。
お金について教える事って難しいな〜、と思います。
たまに、進行する方(ホスト?)、あまり資産運用に興味ないんじゃない?と感じる時があります。年齢や職業から推察すると既に形成出来ていて、学ぶ必要がないかな?…と。
横入りして失礼な事を。。。申し訳ありません。
改編に負けず飽きず、ずっと長く続きますよう楽しみ&期待しています❣
お金の事を学ぶ場、知る場、誰かが語る場、確認する場、を提供して下さり感謝です。やっぱり幅広い人に向けて…って難しいものでしょうね。
NightWalker様、コメント欄ジャックしてすみません!
投稿: ミント | 2021年6月13日 (日) 12時49分