ほったらかすといっても、定期的な見直しは必要
東証マネ部さん。相場が好調な今こそ、いざというときの備えを考えたいですよね。
元ネタは、三井住友トラスト・アセットマネジメントさんのコンテンツ「 いちばんはじめの金融講座~投信・金融・経済 勉強中!~」の記事です。
Q.大きな下落に備えるには?
と言う問いに対し、冒頭の記事では3つのポイントを上げています。
- 資金の全額を投資するのではなく現金を一部確保する
近い将来の使途資金を把握し、必要資金分は分けて持っておく - 分散投資をする(投資対象の分散・投資する時間の分散)
- ほったらかす覚悟を決める
やはり、1番目の「現金を一部確保する」が重要ですよねー。インデックス投資家の場合、オールカントリーあたりを買ってしまえば、分散投資は終了なのですが、それはあくまでリスク投資部分の分散の話。重要な資産全体としてのリスクをコントロールするのに最も簡単で実用性が高いのが、現金(リスクフリーレートのお金)との分散です。
ほったらかすといっても、定期的な見直しは必要
「ほったらかす覚悟を決める」の解説が良心的かつ秀逸です。
- たしかに株式市場は長期的には右肩上がり。しかし、過去の実績だけでは心もとない。
- 世界経済の成長とは「豊かさ」を実現すること。そのためには社会の課題を解決する製品やサービスが必要。それらを提供する企業は持続的な成長が期待できる。
- ほったらかすといっても、定期的な見直しは必要
資本主義の成長原理の話は、しかり。大きくうなづいちゃうのが「ほったらかすといっても、定期的な見直しは必要」という一文です。
本当にそう。何度か書いてますが、「ほったらかし投資」というのは、あくまで、バイアンドホールド型投資に対して、なにかいい「言い回し」がないかということで生まれた言葉と解釈しています。ほんとにほったらかししちゃだめです。
じゃ、定期的な見直しって何なの?っていうところまでは、冒頭ご紹介の記事では説明されていません。私なりの考えをいくつか上げておきます。
- 経済の勉強をする。
定期的な見直しを考えるためには知恵を身に付けることが必要。 - 加齢や自身の経済環境に応じたリスク許容度の見直し
- リバランス
この辺でしょうかね。あとは、応用編で一点上げるとしたら、「長期金利の動向」でしょうか。
<ご参考エントリー>
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