急落したときもあわてない人になる 2021/6
本日、日経平均、28,010.93円、953.15 円安。ブログ恒例として、急落時の長期投資家的ひとことです。今回は、2点ほど。
その1 あわてて売ったり買ったりしない。
バイアンドホールダーの基本は、急落したときに売らないこと。売るのは、リバランスの時とお金を使うとき(多くは将来の資産活用期)だけです。一方で、バイアンドホールダーの場合、急落したときに、妙に買いたくて買いたくてしょうがなくなる人がいます。わたしもそうだったりして。しかし、肝に銘じておきたいのは、
長期投資家にとっての「真の買い場」は逃げていかない。
ということ。「真の買い場」は、残念ながら悲嘆に暮れつつ数ヶ月〜数年続くことが多いのです。焦る必要はまったくありません。つみたて投資家がするべきことは、リバランスを基本に、せいぜい半ば気安めで積立額を増やすことくらい。
- ご参考エントリー:急落時にあせって買うべきではないと私が考える理由
なお、短期投資家の場合は、急落の兆候をどう判断するかが勝敗を決めますが、小心者の私にはそんな恐ろしい判断はできませんので、別のブログをご覧になって下さい(笑)。
その2 メディアのタイトルが絶対額だった場合は比率で見る。
本日は、953.15 円安でしたが、パーセンテージで言えば、マイナス3.29%。去年の6/22日(21日はおやすみ)は、22,437.27円だったので、年次リターンは、なんとプラス24.8%。暴落どころか1標準偏差分くらいプラスです。長期投資家としては、動くにしても、ここが、マイナス1標準偏差(マイナス20%くらい)、本腰入れるなら、マイナス2標準偏差(マイナス40%くらい)を基準にしたいところ。
株価に限らず、何かそれらしい数字がメディアや商売人(もちろん金融機関も)から出てきたときの注意点として、私が肝に銘じているのは次の2つです。
- 「絶対額」で書いてあったら「比率」(パーセンテージ)で考え、「比率」で書いてあったら「絶対額」で考える。
- 「月々いくら」と書いてあったら「全部でいくら」と考え、「全部でいくら」と書いてあったら「月々いくら」と考える。
比率を可視化して見たいときには、グラフの絶対額の軸を対数にするという定石もよく使います。(複利の力を直線化する)
- ご参考エントリー:数字を見るときの二つの原則 2018
以上、急落したときもあわてない人になる 2021/6 でした。
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