« ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何? 2021/5 | トップページ | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2021.4の月次報告 »

2021年5月14日 (金)

急落が気になったら読む9つのエントリー 2021

下記エントリーを3年ぶりにアップデート。あれから3年。コロナショックを経て2つエントリーが増えました。エントリーまで追っかけなくてもすむように教訓だけ抜き書きしてあります。ご参考になれば幸いです。

ピックアップ1 株価急落 2011/8

  • ポートフォリオの「比率」をチェックする。(金額ではない)
  • 十分なキャッシュポジションを持つ。

ピックアップ2 相場が急落したときには 2016/1

  • 何もしないのも極意の一つ。

ピックアップ3 スポット投資をすべきか?しないべきか?それが問題だ

  • スポット投資とはリバランスのひとつのかたちと心得る。
  • 買い時はすぐには逃げていかないことが多いので焦らない。
  • 仮にすぐ逃げていっても、それはそれで良しとする。

ピックアップ4 相場急落時に確認すべきこと 2016/6

  • リスク資産の比率が自分にとって適切か見てみよう。
  • 本当は、急落ではなく相場絶好調の時に見る方が良い。

ピックアップ5 急落に備える7箇条

  • 分散投資をする
  • 積立投資をする
  • キャッシュポジションを持つ
  • 少額にする
  • 配当に着眼する
  • ゴールはずっと先と知る
  • 忘れる※

※拙著では7箇条目の「忘れる」を「お金のことを話せる仲間」にしてあります。

ピックアップ6 私が、暴落をやり過ごすことができた3つの要因

暴落をやり過ごすために必要だったことは、次の3つ。

  • 積立て
  • 無リスク資産(キャッシュ)
  • 収入(=働く)

ピックアップ7 1900-2017 株式市場の推移に見る世界分散投資の重要性

  • 株式市場も栄枯盛衰。国際分散は重要。

大英帝国も衰退し、米国も冷戦期は停滞した。このことを忘れてはいけないのであります。

ピックアップ8 急落時にあせって買うべきではないと私が考える理由

  • 暴落か否かは、前日比ではなく、年次リターンと標準偏差で判断する。
    (20〜40%程度以上、年次で下落していないと暴落とはいいづらい)
  • 長期投資家にとっての真の買い場は意外と長く、株価低迷期は見逃しようがない。

ピックアップ9 相場急落時、資産の一部を売却して、ポートフォリオを守るべきか?

  • 売ってもいいが、次にいつ買うのかの判断はむずかしい。
  • そうならないように「暴落が来た時にしめた、と思えるリスク許容度にしておくこと」が大切。
  • リバランスするかどうかは、”投資目標、投資期間、リスク許容度に基づいて設定した資産配分目標から逸脱しているかどうかによって決める"

以上、急落が気になったら読む9つのエントリーでした。

 

|
follow us in feedly にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ

« ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何? 2021/5 | トップページ | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2021.4の月次報告 »

コメント

日銀は「沈まない船」なのか?

2011年1月マネタリーベース1,034,826 当座預金195,315 10年利回り1.205
2016年1月マネタリーベース3,551,030 当座預金2,547,249 10年利回り0.265
2021年1月マネタリーベース6,114,206 当座預金4,899,253 10年利回り0.030

国の金融の総本山である日本銀行、お金の単純な流れを10年前と比較してみました。財政法の4条は「国の歳出は、公債、借入金以外の財源とする」5条では「国の公債の日銀直接引受を禁じる」となっている。日本国債の残高は、1074兆円に達している。現段階では日銀の国債保有高は535兆円(55%)に達している。第三公理「船が沈み始めたら祈るな、直ぐ飛び込め」また、日本はデフレだから大丈夫と「茹でガエル」に気付かないと「本当の危機が明後日の方向から突然やって来る」肝に銘じる事にします。

投稿: オークX32 | 2021年5月14日 (金) 09時01分

>オークX32様
コメントありがとうございます。
日銀にとっての「明後日の方向」がどの方向なのかはわかりません。なにしろ「明後日」なので。明後日の方向ではないですが、現在、自国通貨建ての国債がテンパイして、外貨建て国債にシフトしてしまう(せざるを得ない)ときが、ひとつの焦点になると思ってはいます。

投稿: NightWalker | 2021年5月14日 (金) 10時52分

>オークX32様
ご参考です。
もうひとつは、日本が明らかに危機的な状況(戦後の日本のような)に陥って、財政支出拡大路線しかないというコンセンサスが、はっきりしたときかもしれません。
https://diamond.jp/articles/-/230846?page=3

投稿: NightWalker | 2021年5月14日 (金) 12時13分

実質、市中に流通しているのは、マネタリーベースから当座預金(いわゆるブタ積み)を引いた金額で、
  2011年1月   839,511
  2016年1月 1,003,781
  2021年1月 1,214,953
とあんまり増えていません。民需がないんです。

MMTはハイパーインフレになるまで財政赤字を拡大しろと言っているわけではなく、デフレを脱却し、インフレ率が2〜4%になる程度にまで、財政赤字を拡大させればいいだけの話

というのが、MMTに立脚する中野剛志先生のご意見。プライマリーバランスをゼロにするという健全な中長期的方針(つまり、財政支出縮小路線)が、不健全な結果を招くことになっているというパラドックス。

投稿: NightWalker | 2021年5月14日 (金) 16時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何? 2021/5 | トップページ | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2021.4の月次報告 »

 
 
Copyright © 2005 - 2024 NightWalker's Investment Blog All Rights Reserved.