ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何? 2021/5
モーニングスターさん。
4年ぶりに再来した1兆円ファンドは?
かつては5本存在した1兆円超のファンドは、一時0本になったが、最近また、1本登場したとのこと。
2007年3月末当時の1兆円ファンドは
- グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)(5兆4241億円)
- ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)(2兆4193億円)
- ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月分配型)(1兆6569億円)
- マイストーリー分配型(年6回)Bコース」(1兆5366億円)
- 財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月分配型(1兆3378億円)
ほとんど毎月分配型。で、最近、新たに登場した1兆円超のファンドはこちら↓
そして、この新1兆円ファンドは、毎月分配型ではありません。ということもあり、記事では、願いを込めて、”「資産形成や資産活用に投資信託を使う」という新しい時代が始まっているのかもしれない。”とまとめています。いやまったくです。始まって欲しいし始まらないと少子化ニッポンの苦難を乗り越えることはできないでしょう。
ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何か
ただ、本記事で触れていませんが、ひとつ問題があります。このファンド、SBI証券とか楽天証券では買えないのです。というか、買えるのは、みずほ信託銀行、みずほ銀行、みずほ証券だけ。モーニングスターさんには、なんで「みずほ」だけで1兆円も集められたのか解説して欲しかったです(笑)。
では、ネット証券で買えるファンドの純資産総額ナンバーワン投信は何か、SBI証券で調べてみると、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)。9720億円。信託報酬率 税込1.81%。2019〜2020前半にかけて、多くの資金を集めましたが(ゆうちょとかが売ったんですかねー)、最近は資金流出気味というところ。(5/11付け 筆者調べ)
なあんだ、やっぱり、毎月分配型です。資産形成の時代は、まだ訪れてはおらず、過渡期というところでしょうか。上位銘柄を眺めていると、まだまだ、ため息が出てしまうような信託報酬率の高いファンドが並びます。
そんな中で希望の星のひとつが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(5/11付け4132億円)でしょうか。早く、一兆円ファンドになって、ぎゃふんと言わせて欲しいですね。
それにしても、2007年は5兆円超えだったグロソブも、2021/5/11付けで、3555億円に。Slim S&P500に負けちゃってます。今も毎月数十億円のペースで資金が流出しています。投信ブログでは、毎月分配型の代表的存在として総スカンを食らったこのファンドですが、問題は、期待リターンの小さい債券ファンドの分際で、税込1.38%という高い信託報酬率だったことにあります。もし、ファンドの規模と時代に合わせて、たとえば信託報酬率を0.2〜0.3%に逓減していれば、受益者には、+1%の超過収益があったわけで。ホント、もったいないファンドでした。
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