確定拠出年金とはどのような制度ですか 2021
日経さんです。
はじめに
記事では、ゼロから始める確定拠出年金生活ってことで、基本的なことをQ&A方式でまとめてあります。
- 確定拠出年金は3階に該当
- 毎月、掛け金(年金資産の原資)を出して運用
- 結果に応じて、将来受け取る年金額が変わる
- 受給は原則60歳以降。それまでは年金資産を引き出すことができない
- iDeCo(イデコ)と呼ばれる「個人型」の制度がある
- 確定拠出年金には税制面で優遇がある
などなど。新入社員や会社で確定拠出年金が始まった方は、読んでおくと良い記事になっています。
また、本制度は複雑なので、本を1冊買って読んでもよいかもしれません。
Q 確定拠出年金とはどのような制度ですか。
ちなみに、↑この質問、ムスコたちには、ちょっと違う説明の仕方をしています。まず最初にひと言、
確定拠出年金とは、じぶん退職金である
です。
- 退職金というのは、本来もらう給料の一部を会社で積み立てておき、退職時にまとめてもらうシステム
- その分は、当然所得税が掛からないし、退職金としてもらう時も退職金控除分は非課税。
- ただし、退職金をいっぱいもらえる会社じゃないと、退職金控除ワクを使い切れず、節税額に差が出る。
- そもそも、退職金が少ないのはかなしいし、リタイア後の資金設計上も困る。
と言う前提で
- 確定拠出年金制度は、自分で退職金相当額を貯めておき、節税格差を埋めるためのひとつの方法論である。
- 拠出中は拠出金分所得から控除されるが、退職金と同じく受給時に退職金と同等の考え方で課税される。
と説明しています。
みんながみんな、退職金がたくさんもらえる企業を定年まで勤め上げられるわけではない以上、ライフシフトな未来を乗り切るために利用したい数少ない制度のひとつ、なのですね。なので、退職金制度が弱い中小企業や、転職の多い人にこそ使って欲しい制度とも言えるのではないでしょうか。
それにしても、制度が複雑。改善も進んではいるものの20年越し。同じ管轄が旗振りしているワクチン接種が進まないのも道理、と思ったりする今日この頃です。
コメント
取り崩し世代の武器「スイッチング」
68歳の個人投資家は、「積立」から「取崩」に移行しました。だからと言って、リスク市場に参加出来なくなる訳ではありません。年金受給方式で20年間年2回の受給(取崩)を受けながら、運用を継続し市場参加出来る事です。世の中の事象を鑑みながら、資産を増やす取り組みが出来ます。それが「スイッチング」(リバランス)です、取崩世代は守りも大切ですが、時には攻撃にも参加出来ます。運用益には税金かかりません、手数料いりません(商品により、解約控除 信託留保かかる)インターネットで24h間OK、何回でも。
今年の1月に「スイッチング」を行いました。海外債券55% 国内債券15%. 海外株式15% 国内株式15% を海外債券55% 海外株式30% 国内株式15% に「スイッチング」しました。「取崩」に合わせて、自己責任で「スイッチング」を行なう予定です。
投稿: オークX32 | 2021年5月 4日 (火) 08時39分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
スイッチング非課税はメリットですね。強いていうなら、DC以外の資産も合わせた、全体最適化が難しいというところでしょうか。
投稿: NightWalker | 2021年5月 4日 (火) 18時53分