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2021年5月18日 (火)

リタイアと家賃の問題 2021

日経マネーのまなび 山崎俊輔さんです。

はじめに

山崎俊輔さんからのご指摘は

公的年金には「家賃手当」も「住宅手当」もありません。

あたりまえですけど、持ち家の人も賃貸の人も、公的年金の額は変わりません。なので、現役時代賃貸だった人は、会社の家賃補助や住宅ローンの利子を支払わないで済んだ分を原資に、リタイア後の家賃分を忘れず蓄えておく必要があります。で、この金額が結構大きいわけです。

たとえば、家賃を月6万円ずつ65歳〜100歳まで払い、家賃が年率2%上昇したとして、試算してみたら 3,744万円。家賃の上昇率を1%にしても、3,102万円。たしかに、家買えちゃうじゃんという気はします。ただし、持ち家の場合、メンテナンス費、固定資産税等が別途が掛かるので、その分は加味しておく必要があります。リタイア即持ち家となるような単純な問題でもありません。

最近は少子化で一人っ子も多いので、現役時代は賃貸、リタイア後は、親のめんどうを見ながら、そのまま、相続というケースも多くなっていくのかもしれませんね。

雑談

持ち家か賃貸かは、家族の状況、仕事の場所、住宅環境、住宅に対する価値観等々、ライフスタイルで判断する(せざるを得ない)もので、損得で判断するべきではないと思ってます。長期的なインフレの可能性が高いのであれば、持ち家がおトクになりそうな気もしますが、こればっかりは、わかりません。

私の場合は、持ち家です。私の実父が病気で倒れて介護が必要になったため、妻の進言で同居する手段としてそうなってしまったというのが一番大きな理由でした。

ただ、アーリーリタイアするに当たって、住宅ローンを完済し、家賃ゼロ状態の家に住むのは、なかなかストレスが低い、ということに気付きました。トータルで見れば、その分、住宅ローンを払っていたわけですけれど…。

ともあれ、住宅に限らず、ベースのキャッシュフローを小さくしておくことは、リタイア生活を豊かにするコツのひとつです。

余談

父は、62歳くらいまで嘱託で働き、もう疲れたから辞めると言って辞めたすぐあと、65歳のときに脳内出血で倒れました。以降、10年間闘病&介護生活でした。このことは、「人生は有限」「人生の後半戦は、時間を大切に生きよう」。私がアーリーリタイアしようとあっさり決断することに至った原体験とでもいうべきものでもありました。

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