竹川美奈子さんが解説!2024年スタートの新NISAとは?
先週、オンライン開催された、SBI証券×ニッセイアセット、コラボ企画、「FP竹川美奈子さんが解説!2024年スタートの新NISAとは?」を受講しました。
2024年スタートの新NISAとは?
ずいぶん前に、金融庁直々に設定していただいた新NISAの説明会に出席した私でしたが、聞いたこと、きれいさっぱり頭から抜け落ちていました。今回の竹川美奈子さんのセミナーで復習+レベルアップ。
この説明会があったのが、2019年12月。思えばコロナ直前だったんだなあ。今は昔のリアル説明会。
今回のオンラインセミナーは、
- 第1部 竹川さんの新NISAセミナー
第2部 SBI証券さんからのご案内
の2部構成。竹川さん御謹製のパワポ資料がものすごくわかりやすかったです。
新NISA制度のアップデートを超箇条書きで整理しますと、
- 2023年以降、18歳〜制度利用が可能になる
- つみたてNISA 5年延長 2061年まで
- ジュニアNISA 制度終了。2023年までの分は、ロールオーバーさえ忘れなければ、成人になるまで利用できる。途中解約も可能(ただし、全額解約)。
- 一般NISA 年間枠122万円になって5年延長
となりますが、詳細はもう少し複雑です。ジュニアNISAは、制度終了のおかげで?今、コドモがいる人含めて2023年までにご子息を授かった人にとっては、いわばお宝制度になります。一般NISAがややこしい。
- 1階年20万円ワク+2階102万円ワクの2階建て122万円ワク×5年構造
- 1階は、つみたてNISA商品を積立てで買う。
- 2階は、レバレッジ型商品等を除きなんでも買える。
- 原則、1階から使う。20万円ワク全部使う必要なはい。
- 1階部分は、5年後簿価(取得価額)でつみたてNISAにロールオーバー可能。
- 現行の一般NISAの利用者が個別株(ETF、REITはNG)を買う場合は、届け出により2階だけを使うことも可能。
こんなところかしら。
新NISAについてのあれこれ
竹川さんが「ロールオーバーを忘れずに」と繰り返しおっしゃっていたのが印象に残りました。忘れちゃう人がそれなりにいるそうです。
なんで一般NISA2万円増えたの?という質問も出てました。その場で答えはありませんでしたが、1年半前に私が聴いた金融庁さんの説明会では、「ジュニアNISA終了でできた財源を割り当てる計算から捻出した」とのことでした。ほっとくと財源がなくなっちゃうだけになってしまうわけで。
今あらためて俯瞰してみると、金融庁としては、つみたてNISAに集約されていくことを願っているんだろうなあと言う気はします。だとするなら、今回の改正でつみたてNISAの上限金額を増やして欲しかったですね。年60万×20年とか、120万円×10年もあり、とかにすれば、一気に流れが作れるのになー。
あと、(非課税期間終了後、課税口座に払い出されたあとの出口戦略の実行手段として)定率、期間指定(定口)取崩しサービスを作る予定は無いのか?という質問(という名の要望)をSBI証券さんに投げるだけ投げておきました。セミナーでは、他証券会社からSBI証券さんへの移管についての質問が出てましたが、私が考えているのは逆ですからね。取り崩しサービスを利用するためだけに楽天証券への投信移管をしちゃいそうです(笑)。読んでくれていると良いんですけど。
どうやって活用するかは、2024年に考えることにします。きっと、その時までには、下記、竹川さんのNISA本のアップデートがあると思うので、今回聞き逃しちゃったなー、と言う方は、ぜひ、その日が来るのを待ちましょう〜。
コメント