投資をはじめるきっかけは、単純でいいと思う件
東証マネ部さん。
投資をはじめるきっかけは?
冒頭に、投資をはじめるきっかけ、有価証券への投資について検討したり、興味関心を持ったきっかけに関する調査結果が出てきます。
全世代ですと、
1位:株主優待があることを知った 34.9%
2位:投資に関する税制優遇措置制度(NISA・つみたてNISA・確定拠出年金制度)があることを知った 33.5%
3位:今の収入を増やしたいと思った 33.4%
株主優待・・・。何やら、世代的な匂いがすると言うことなのか、20代〜30代の結果も記事ではピックアップしています。
1位:投資に関する税制優遇措置制度(NISA・つみたてNISA・確定拠出年金制度)があることを知った 57.0%
2位: 少額(例えば1,000円)からでも投資を始められることを知った 48.7%
3位:今の収入を増やしたいと思った 36.1%
となります。若者の方が、冷静でしっかりした知見を持っている感じがしますね。
ちなみに、私は、一番最初は、30うん年前の新入社員の頃。「従業員持ち株会で取得した」でした。そして、その後は、その他「ネット証券ができて面白そうだったから」でした。目の前のインフラに食いつくタイプです。そういえば、ブログもそうだったなあ(笑)。
しかし、この設問、なんで、
中長期的に(最低限インフレ負けしない程度には)資産を増やしたい
がないんでしょうね。超基本的な欲求だと思うんだけどなあ。「収入を増やしたい」は、気持ちはわかりますが、あまりに短絡的だし。増えたお金をどう使うか、っていうのは、まあ人それぞれなわけですが、増えないことには始まらないわけで。
いずれにしましても、投資を始める理由は、どんな理由にせよ、単純でいいとは思います。
結局何を買ったらいいんですか?
大事なのは、どうやったらお金が増える確率を上げることができるか? を考えること。
- リスクも取らずに確実にお金が増える方法なんて存在しないことを知る。世の中甘くない。
- 長期的に見てお金が増える可能性が一番大きい資産は、全体としてみた場合の株式資産であることを知る。
- 現預金は、デフレなら最強だが、30年後50年後もデフレにベットする気はあまり起きない。
- インフレを考慮すると、もしも投資をしなければ、損をしてしまう可能性も十二分にある。
長期投資家的には、まずは、これらの観点について考えてみることが重要と心得ます。
さて、記事は、最後にQ&Aが付いていますが、面白いと思ったのが、最後の質問「結局何を買ったらいいんですか?」
この疑問を持つ人は、自己責任を理解できていないのではないかという意味ではいささか不安になりますが、率直な疑問ではあります。これまた単純明解素朴な疑問。
長期投資ブログの運営者としては、株式の長期投資の原理を理解しているという前提で、
- 全世界時価総額分散型の低コストな株式インデックスファンドを
- 適切なリスク資産比率で
- 長期保有する。
というのをオススメしたいと思います。
みなさんの答えはいかがでしょうか。
コメント
投資開始を振り返る
30歳まで 宵越しの金は持たない。
20代は、毎晩飲み歩き、欲しいモノが有れば買う無計画時代。
40歳まで 社内預金、郵貯定額貯金、国債貯蓄、財形貯蓄開始、住宅購入
30代は、一転マル優枠を最大限利用し高金利を享受して家を買う。
50歳まで 投信積立開始(国内海外の株式) REIT購入
40代は、金融ビッグバンが起こり、貯金から運用の時代に突入。
元本保証なし、全て自己責任、仕事と子育てと積立投資の時代。
60歳まで 米国ドル投資開始、REIT 高配当ETF配当重視にシフト。
50代は、ネット証券台頭、米国ETFが一般化、早期退職と再就職
住宅ローン繰り上げ返済、老後の計画策定。
68歳まで 公的年金受給、確定拠出年金受給、再就職継続で給与所得。
米ドルETFにシフトし将来を見据えた、日本円以外の資産構築。
娘達への、資産贈与計画策定。
投稿: オークX32 | 2021年5月25日 (火) 09時45分
>オークX32 様
コメントありがとうございます。
宵越しの金は持たない、社内預金、郵貯定額貯金は、今は昔となりました。
投稿: NightWalker | 2021年5月26日 (水) 11時05分