eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2021.4の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2021.4の月次報告です。
2021/4 ベンチマークとの乖離率
2021/4 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
過去1ヶ月 | 3.8% | 3.8% |
過去3ヶ月 | 13.5% | 13.3% |
過去6ヶ月 | 33.3% | 33.2% |
過去1年 | 48.7% | 48.8% |
過去3年 | - | - |
設定来 | 49.0% | 49.0% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、-0.1%。先月オーバーシュートしていましたが、今月は、定常に戻りました。
2021/4 純資産総額
今月は、先月から249.98億円増。1596.56億円になり、
ほぼほぼ1600億円を突破。
直近のデータでは、5/14現在、1693.65億円です。
右端、緑の棒グラフは、5/14付け
2021/4 資金流出入金額
4月の資金流入も過去最高を更新し、194.6億円。「5月の途中経過は、〜5/14までで(右端、緑の棒グラフ)129.7億円。5月は、初の200億円超えなるか、というところです。営業日が少ないから難しいかな。
本ファンドには、毎月第3営業日にまとまった資金流入があります。積立て投資の資金と推定され、心強い限り。直近では5/10に78.93億円の資金流入がありました。今月も増えてます。また、先月は、4/9に29.49億円の資金流入もありましたが、どうもワンショットだった模様です。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
今月のトピックスはなんと言っても、純資産総額がほぼ1600億円に到達したこと。6月末には2000億円突破するんじゃないでしょうかね。こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、1,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がり、全体としての信託報酬率も下がっていきますから、純資産総額の増大は、ファンドの継続性を担保するだけではなく受益者にとって歓迎されることであります。
また、もうひとつ気になるのは、Slimシリーズにおけるプレゼンス。数字は、左が4月の資金流入、右が4月末の純資産総額。
- Slim 米国株式(S&P500) 392.40億円/3960.21億円
- Slim 先進国株式 64.31億円/1986.96億円
- Slim オールカントリー 194.57億円/1,596.56億円
先進国株式とオールカントリーの資金流入額の差が130億円、純資産総額の差が390億円。ざっくり、あと3ヶ月ほどで、先進国株式の純資産総額に追いつきそうです。これを見るに、投資家の関心は、先進国株式クラスから米国並びに全世界に移っていることが伺えます。
オールカントリーが出る前は、日本株:先進国株:新興国株の比率を1:8:1するとか、日本株:全世界株式(日本を除く)=1:9にして、世界時価総額分散のようなものを作るという方法論がありましたが、今は、オールカントリー1本で実現できます。
となると、昔ながらの方法で、世界時価総額分散していた人はどうすべきか?という話になるのですが、
- 資産金額が大きい人は、あきらめて保有。1:8:1に(あるいは1:9に)なるように、数年に一度リバランス。そう言う自家製バランスファンドの運用をしていると割り切り、買い増し分のみオールカントリーにする。
- 資産金額が小さい人は、えいっとオールカントリーに乗り換えてしまう。
っていうあたりが現実的な対応ではないかと考えます。
全世界株式クラスは、ズボラほったらかし楽チン投資の大本命。本ファンド一本で「世界市場ポートフォリオ」を実現できます。配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。
最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは、気を抜かず、ウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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