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2021年4月14日 (水)

eMAXIS Slimシリーズの純資産総額が、ついに1兆円突破

三菱UFJ国際投信さん。

eMAXIS Slimシリーズの純資産総額が、ついに1兆円突破

eMAXIS Slimシリーズ純資産総額が、4/12付けで、ついに1兆円突破しました。

各ファンドの一覧です。

ファンド名 信託報酬率
(税込)
純資産総額
米国株式(S&P500) 0.10% 371,350
先進国株式インデックス 0.10% 192,483
全世界株式(オール・カントリー) 0.11% 148,069
バランス(8資産均等型) 0.15% 87,686
新興国株式インデックス 0.19% 59,970
全世界株式(除く日本) 0.11% 53,407
国内株式(TOPIX) 0.15% 31,105
先進国債券インデックス 0.15% 21,245
国内債券インデックス 0.13% 12,414
国内株式(日経平均) 0.15% 10,049
国内リートインデックス 0.19% 6,856
先進国リートインデックス 0.22% 6,657
全世界株式(3地域均等型) 0.11% 3,506
合計 1,004,797

500億円超のファンドが6本、うち1000億円超のファンドが3本。ナンバーワンのSlim 米国株式(S&P500)は、国内最大のインデックスファンドでもあります。

202104141

eMAXISシリーズ全体も1兆4千億円を超えています。(eMAXISシリーズのサイトより

202104142

日本のインデックス投資を盛り上げる牽引役を期待

eMAXISシリーズを牽引したのはやはりSlimシリーズ。その成功要因は3つあります。

第1に、常に最低水準を目指すと宣言し、愚直に有言実行し続けたこと。当初は、この宣言が歯止めになって信託報酬率は下がらなくなるんじゃないかなどと斜め上から評論する方もいらっしゃったのですが、その見立ては見事にはずれました。その後もコスト競争は続き、溜飲下がりまくりの展開です。

第2に、当初はブロガーを介してというかたちでしたが、愚直にインデックスファンドユーザーの声を聞き、それを即(ホントに即でした)、商品仕様に反映していったこと。たとえば、オールカントリーの設定は、ブロガーミーティングでの声が大きな動機になっていたはずです。受益者の声を直接聞き、直接情報を発信するなんて、直販投信の専売特許みたいなものだったのですが、それをインデックスファンドの一シリーズで普通の運用会社が実行したのは、すばらしいことでした。

そして最後に上げたいのは、会社のリーダーがプロジェクトを牽引し続けたこと。じっとがまんしない限り成果の出ない低コスト商品を踏ん張り続けることができたのは、常に矢面に立つリーダー代田さんの力が大きかったのではないでしょうか。

もちろん、収益の絶対額という意味では、1兆円と言えどまだまだこれからです。信託報酬率1%のファンドを売っているチームを、10分の1の信託報酬率のチームが追い抜くには、10倍の資産規模が必要になります。

しかし、今の勢いが続くなら、来年に2兆円も夢じゃない。というか、10年以内に10兆円くらい軽く突破して欲しいと思います。全世界の株式市場の懐は大きく、10兆円やそこいらで、たかが日本のインデックスファンドが池の中のクジラ状態になることはありません。本シリーズには、日本のインデックス投資を盛り上げる牽引役を期待しています。

Slimシリーズ 1兆円突破おめでとうございました!

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