米国株のPERが割とすごい状態になっている件
先日、オールカントリーの3月末年次リターンが、56.5%もあったというエントリーを書いたのですが、この1年の上げ相場は、標準偏差を20%とするなら、3シグマ近く上昇しており、なかなかの警戒水準にあります。
米国株と日本株のPER
ちょっと気になったので、世界経済の中心、米国株と、我らが日本株のPER(株価収益率)を調べてみました。調べたのはこちらのサイト↓
- 米国株:WSJ/MARKETS
- 日本株:日経電子版>マーケット>株式
指標 | PER | 予想PER | 配当利回り | 配当利回り (1年前) |
---|---|---|---|---|
Dow Jones Industrial Average(4/15) | 30.60倍 | 21.48倍 | 1.75% | 2.81% |
NASDAQ 100 Index(4/9) | 39.98倍 | 29.72倍 | 0.74% | 1.08% |
S&P 500 Index(4/9) | 46.92倍 | 23.49倍 | 1.42% | 2.13% |
東証一部(4/16) | 25.49倍 | 24.27倍 | 1.69% | - |
気付いたことをつらつら書くと、
- S&P 500のPERは、約47倍。益利回りに換算すると、1/46.92=2.13%。米国債10年利回りが、1.6%なのでかなり微妙な水準。
- 米国株は、実績PERと予想PERに1.4〜2倍の開きがある。今後の収益に掛かっている。意外なのは、日本株はほとんど同じだったこと。もう伸びないのかニッポン…。
雑感
米国企業の利益の伸びに要注意、と言う気がなんとなく、ものすごくしますが、私は専門家ではないので、確たることは申し上げられません。こういう時は私の場合、自分のポートフォリオを見ることになってます。債券比率が私のバロメータ。(逆に見れば、リスク資産比率とも言える)
直近の債券比率(私の場合、無リスク資産比率)が、48.7%(目標は50%)。今日、この記事を書く為にチェックしたら、48.1%。まだ、許容範囲の水準です。45%を切りそうになったら、考えようかというところ。
ただし、これは、つい2ヶ月前にリバランスしたばかりの私の場合です。
ほったらかし投資といえど完全にほったらかしはあり得ません。ときどき、自分のリスク許容度をチェックしておくことをオススメします。もし下がったときに、
- 精神的に耐えられるの?
- 買い増すお金はあるの?
この辺が、チェックポイントです。特に前者は、人によって、境界線が異なります。敵を知り己を知れば百戦危うからず。自分を知ることが、長期投資の成功につながります。自分を知るのに時間が掛かってもかまいません。だって、長期投資なので時間はあるのですから。
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