インデックス型投信の積立投資でひょっとしたら長期リターンをアップするかもしれない「ひと手間」とは
DIAMOND online、龍谷大学経済学部教授 竹中正治さん。んん? インデックス投資の長期リターンアップの「ひと手間」?
はじめに
”徒労に終わる短期売買より「放置」”と書いてあり、「ふむふむ、まさに〜」なんて思いながら、読み進めていきますと、「リターンを上げる秘訣は?」→「どか~んと下がったときに大きく買うんだ」、じゃあ、どうするんだという話になった下りで、いきなり、恐怖の文字が登場。そうです、あいつ。
VIX指数
あー、ひさびさに出ちゃったなあ。
もちろん、世に上手い話はなく、VIX指数を使った投資は、そんな単純に儲かる話ではありません。記事では、「一定額の定額積立投資をベースに置き、VIX急騰を目安にした追加投資は余裕資金の許す範囲でプラスアルファを狙う組み合わせが良い」という案を提示されていました。
でも、私は、VIX指数は、「見て楽しむもので、シロート長期投資家が使うべきではない」という考えでおります。見るのは好きなんですよ、私(笑)。
ひょっとしたら長期リターンをアップするかもしれない「ひと手間」とは
さて、当ブログ的には、「リターンを上げる秘訣は?」と聞かれたら、次の「ひと手間」を上げます。
- リスク資産と無リスク資産の比率を保つ
そうです。リバランス。運用資産には、無リスク資産を入れるべき、と言うのが私の考えです。リスクを制御するためにも有効ですし、流動性の担保された無リスク資産がないと、いざというとき、お金がなくて買えないわけですしね。
リバランスは、本来、リスクをコントロールするのが、その役割ですが、リバランスボーナスといって、リターンを底上げするときもあるのです。今回のコロナショックはまさに、そんな相場でした。
ポイントは、基本はたまにやること(1〜3年に一度)と、急激に変化したときに対応するかどうか、許容レンジを決めておくことでしょうか。
この方法論も、けっして上手い話ではありません。短期間に復調したコロナショックは、異例と思っておいた方がいいのです。長期低迷期が続けば(割と良くあります)、ボーナスはなかなかゲットできません。あくまで、増えるのは、30年後、50年後、それもとどのつまりは、長期リターンの中に埋もれます。人生級の長い時間と引き替えに得られるささやかな効果なのであります。
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しかし、パワーワード「VIX指数」。当ブログでは、しばらく、封印していたのに今回書いちゃいました。このせいで、マーケットが何かに呪われないことを祈るばかり。なので、お払いのため、ありがたいお言葉を書いておきます。
航路を守れ!
悪霊退散であります。雲の上のボーグルさんに叱られぬよう、これからも適切なリスクを取り続ける私のスタイルを守り続けようと思います。
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