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2021年4月20日 (火)

長期投資家たるもの生き残るファンドを選ぼう

モーニングスターさん。良記事です。

はじめに

記事の最初の方に、

”大事なお金は、ほったらかしにしてはいけません。”

と出てきます。

ほったらかし投資といえど、”まったくの「ほったらかし」はありえない”、これは、3年前に出した拙著で書いたキメ台詞。「ほったらかし投資」という言葉は、あくまでも、バイアンドホールド型の投資手法に対し、もう少し庶民的な表現はないものかしら、という試行錯誤の結果生まれたものと受け止めます。ホントにほったらかしてはいけません。

ほったらかしてはいけない最大の理由は、リスク管理と投資に対するリテラシー向上の機会喪失にありますが、それ以外にも、重大な問題があります。それが、モーニングスターさんの取りあげた、ファンドの早期償還問題。記事からいくつか文言をピックアップします。

  • 自分が希望する期日を待たずに強制的にファンドの運用が終了してしまうことがある
  • ファンドの規模を示す純資産総額が10億円を下回ってしまうと繰上償還を検討されてもおかしくない
  • 現実問題として30年以上にわたって存続しているファンドは、極めて少ない

そのための行動として、

  • 1年に1度くらいは、投資しているファンドの状態をチェック
  • 投資しているファンドの純資産総額が大きく減少していないかを確認

を記事では推奨しています。

長期投資家たるもの生き残るファンドを選ぼう

これは、なぜインデックスファンドが残ったのか? という問題に対する私の観点でもあります。

  • 庶民の資産形成には、プラスサムゲームであるバイアンドホールド型投資がよさそう。
  • アクティブファンドや個別株はどれが残るかわからない。(私の投資初期に失敗した)

この結果、インデックスファンドによる世界分散投資が残ったわけです。

もちろん、インデックスファンドも例外ではありません。過去には、償還されたり、償還されないまでもコストが高いまま放置され塩漬けになったファンドがたくさんあり、はずれファンドを引いてしまうこともあるでしょう。私の旧STAMのように、かつては当たりくじだと思っていたものが、今や見向きもされない時代遅れのファンドになってしまうこともあります。

  • つみたてNISAの対象から選ぶ。
    (金融庁の手前、さすがに償還しにくいでしょう)
  • 純資産総額が多いものを選ぶ。
  • 広く分散されたメジャーな指数を選ぶ。
    (最悪、償還されたとしても代替策を打ちやすい)
  • 資金流出(モーニングスターで調べられます)が続くファンドは選ばない。
  • 継続的なコスト引き下げ実績のあるファンドと運用会社を選ぶ。

といったあたりが、スクリーニングルールです。

今や、国内のインデックスファンド市場は成熟しており、「受益者は賢い選択をしている」という前提に立つなら、売れてるインデックスファンドは総じてマル、と思っていいのではないでしょうか。

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