リタイア後の人間関係のヒント
昨日の記事にコメントいただきました。
"> 利害関係のない知り合い、友人が拡がったこと
これのコツのようなものはあるのでしょうか?"
コツというのは、なかなか難しいのですが、ヒントになるかもと言うことで、私の経験をちょっとばかり。
その1 開いた扉には飛び込んでみる
私の場合は、たとえばこんな感じでした。
- 最近、近所に面白い店ができたんだけど?
- 今度、ローカルな同窓会があるんだけど?
- 面白いサークルがあるんだけど来てみる?
こういうのって、忙しいとめんどくさくなって、断ったりパスしたりしてしまうんですよね。私は30代まではそうでした。あまりに仕事のプレッシャーが強かったのと、けっこう臆病な性格だったもので。しかし、これじゃいかんと40代になって、ふとマインドチェンジ。このとき飛び込んだ扉の先が今へと続くことになりました。
あとですね、たとえば、
- 今度のイベントで司会やってみない?
- 登壇して何かしゃべってくれない?
この手のご指名も断わらないで、飛び込んでみる。けっこう大事です。
この作戦の欠点というか留意点は、いざリタイアしてからでは間に合わないことでしょうか。
なお、明らかにあやしい勧誘の扉にはもちろん飛び込んじゃダメです(笑)。
その2 ほどよく多様性のある大きめのコミュニティに入る
イメージとしては、学校みたいな感じ。よく、高校の友達は長く続くって言いますけど、理由があります。それは、だいたい同じようなレベルの人間が集まるが、それぞれに個性方向性は違う、理科系もいれば文化系も体育会系もいる、共学であれば男女はだいたい半々、ほどよく多様性があるからなんですよね。
あとコミュニティが小さいと、もめることがあります。同好の士であってもひとそれぞれです。もめれば終了。その点、大きめのコミュニティは、類友現象とでもいうんでしょうか、なんとなく気が合う人間が集まって小クラスターを作ったりするんですよね。
その3 人間関係のバランスを取る
いわゆる老若男女。そのバランスです。自分の人間関係に偏りができないように、注意して行動するといいような気がします。その上で、注意するべきは、変なマウントを取りに行かないこと。ここは、学校の先輩後輩、学園カースト、会社の上下関係、顧客との関係みたいなのとは、ちょっとだけ違う。でも、コミュニティの活動の中で、何らかの寄与貢献をしていれば、自然と祭り上げられます。
こんなところかなあ。
以上、ご質問のあった「利害関係のない知り合い、友人が拡がったことのコツのようなもの」について、リタイア後の人間関係構築のヒント、というかたちでまとめて見ました。
コメント
コメントで質問をした者です。回答いただき、ありがとうございます。コミュニティに入っていくのがコツなんですね。私も人間関係を広げていきたいのですが、コミュニティをうまく見つけることすらできずにいます。コミュニティという面では、会社に助けられてきたのかもしれませんね。
投稿: | 2021年4月29日 (木) 16時10分
>?様
コメントありがとうございます。
好奇心を持つ前の、日常に実はある、ちょっとした「きっかけ」に気付くことだと思ってます。会社、家族というコミュニティに依存しすぎると見逃しがちですよね(でした)。
投稿: NightWalker | 2021年4月30日 (金) 12時03分