バフェット氏「普通の人はインデックス投資」の理由
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第35回のテーマは、こちら。
バフェット氏「普通の人はインデックス投資」の理由
今回は
"実はバフェット氏は古くから、銘柄選びをせず市場全体を買うインデックス(指数連動型)投信の擁護者という意外な顔も持つ。
ハナ マジですか。”
マジなんです、と言うお話です。
まとめてしまうと、「他にやることいっぱいの普通の人が、銘柄探しのために労力を費やすくらいなら、S&P500を買え」となってしまうのですが、本記事は、それ以外にも、バフェットさんの金言がいっぱいなんですよー。マジで必読。ぜひオツムにアーカイブしといてください。長期投資家として溜飲が下がること間違いなし。
たくさん引用されていた金言の中から、私がピックアップしたいのは、以下の金言。
”「アドバイスや取引を担当することで稼ぐ人は、相手が個人か機関投資家かを問わず常にアクティブに動くことを勧めてきます。それにより生じる費用は巨額で、投資家全体としては利益を捧げてしまう結果になります」”
いやあ、痛烈。プロ、または、そう称する人にうっかりだまされないように、ということなのであります。
元祖低コスト、故ボーグルさんの遺作、「航路を守れ」の冒頭にあるバフェットさんの「アメリカの投資家に最も貢献した人間の像を立てるとしたら、ジャック・ボーグルに決まっている。」という言葉をふと思い出してしまいました。ほろり。
田村さんからは、最後に以下の助言があります。
”日本の場合は日本株に加えて、米国も含めた世界への幅広い分散が大事”
これ、骨身に染みている日本人も多いはず。もう30年くらい、いまいちですからね、ニッポン。思えば、私のサラリーマン人生の時とも重なります。
ただ、S&P500だけでいいのか(たとえ米国人であっても)といわれると、個人的には、そうは思わない派です。資本主義最強の国、米国だって何度も長期にわたって停滞したことがありますし、大英帝国だって長い年月のオーダーで見れば衰退したのであります。また、最近のS&P500は、時価総額の20%を占める※いわゆるGAFAMの高パフォーマンスによるところも大きくけっこう偏っているなんてことも言われてますね。(※直近のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の月次報告書によると、19.6%)
もちろん、世界に冠たる自由の国アメリカ。これらの企業が仮に成長限界に達しても、次の牽引役が出てくるに違いありませ・・・だ、だよね・・・米国不滅神話と星条旗よ永遠・・・・なのかしら・・・
・・・なんてことを悩むくらいなら、米国オンリーではなく、現代ポートフォリオ理論、CAPM伝説(伝説ではないが)を信じて、全世界まるごと、オールカントリーを買っちゃえばいいんじゃないの?といつものように考えるいつもの私なのであります。
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