最近の世界各国のPERを見てみる 2021/2
時々チェックしている、myINDEXさんの、世界のPER等をまとめているサイトです。
最近の全世界、米国、日本のPER
米国のPERが、31倍になってます。いつの間にか、30倍超えてました。
全世界、米国、日本のPER、同サイトの最近の数値を拾ってみます。
2015末 | 2016末 | 2017末 | 2018末 | 2019末 | 2020末 | 2021/1 | 2021/2 | |
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米国 | 18.1 | 22.2 | 23.4 | 19.9 | 22.1 | 25.4 | 26.6 | 31.0 |
全世界 | 16.4 | 19.6 | 20.5 | 15.3 | 17.8 | 21.1 | 21.8 | 25.8 |
日本 | 16.1 | 16.1 | 16.6 | 11.0 | 13.1 | 18.6 | 18.8 | 20.4 |
山崎元先生によると、
- 益利回り6%(PER16.7倍)=株価は高くも低くもない
- 益利回り5%(PER20倍)=株価は高値圏に入った
- 益利回り4%(PER25倍)=株価はバブルの域に入った。黄信号
- 益利回り3%(PER33.3倍)=株価はバブルでそれ自体が危険な高値にある。赤信号
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本サイトの数値は、あくまでご参考レベルではありますが、そろそろ黄信号〜赤信号の水準になって来たのかもしれません。
となると、株価が上がってうれしい反面、いずれは来るであろう暴落にも備える必要があります。しかし、あわてて利益確定しまうと、それはそれで、収益の機会を失うことにもなりかねません。敗者のゲームの説く、「稲妻が輝く時」はいつなのか。それはわからないのです。
「稲妻が輝く時」を逃さないポイントは、適切なリスクを取り続け、市場に居続けること。
- これから使う予定のあるお金の額
- 将来の総蓄財余力。
- 自分の心のリスク耐性
などなど。これらを探り、自分なりの適切なリスクを見つけ、もし、そこから外れそうになったら、歯を食いしばってリバランスする。ベテランの長期投資家のみなさんは、もう、準備がすんでいるのではないでしょうか。投資を始めたばかりのみなさんも焦る必要はありません。少しずつ自分のリスク許容度を探る。つみたて投資の利点のひとつであります。
いたずらに数字に踊らされることなく、航路を守れ、です。
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