早期リタイアとワークロンガー
日経さん。
はじめに
日経さんの記事は、
- 「繰り下げ受給の上限年齢引き上げ」
- 「在職定時改定の導入」
- 「厚生年金の適用拡大」
など、できるだけたくさん厚生年金に加入して長くはたらいた方が、年金がたくさんもらえるよー、という制度改定が続々登場というお話でした。
”繰り下げの利用率は現在、厚生年金、国民年金とも1%程度と低いが、今後70歳までの就業機会の確保が広がり、長く働く人が増えれば上がりそうだ。”
とのことです。
完全に65歳年金受給開始が標準になるのは、今年4月に60歳になる人(男性の場合)から。ですので、今、現在、繰下げの利用率が低いのはあたりまえといえばあたりまえ。上の世代は、そもそも制度そのものの周知も十分ではなかったというか他人事だったというか、私の数少ない先輩方との会話からは、言い方は悪いですけど、とっとともらった方がいいと考える方も多かったような。
なので、繰下げの利用率は、65歳からの年金受給世代が65歳になったあたりから、つまり5年後くらいから増えるんじゃないだろうか、というのが私の推測です。
早期リタイアとワークロンガー
社会保障制度を維持しようとするなら、ワークロンガーは重要です。個人的に危機感を感じるのは、年金よりも、健康保険や介護保険の方。保険料収入は所得に応じて増えますから、国家運営サイドから見れば、全体としての所得が増えることが望ましいわけです。
っていうか、長く、一生懸命働く人の方が有利になる。社会たるものそうでなくてはいけませんよね。
なので、自分のことは棚に上げますが、私も、一般論としてワークロンガーを推奨します。勤め上げたひとが一番偉いのです。社会はそういう風にできています。
あたりまえなんですけど、厚生年金は、辞めちゃうと減っちゃうんですよ。私は、そこを意識的に割り切ったわけです。
- 30年以上働いたのでそれなりに積み上がった。
- 繰下げ制度を活用すれば、挽回できる。
というところは早期リタイア時に考えました。
早期リタイアという選択をして年金もらうまで働かなかったという人が、年金受給世代になったときの声が実は重要なのではないかと。
それは、つまり、5年後、10年後の私の声です。今現在の「早期リタイア楽しいな」という自由人気質である私の声は、参考にしてはいけません(笑)。てなわけで、その頃まで生き延びて当ブログを続けていることを我が身ながら祈ってる今日この頃なのでした。(なんか自分で変なフラグを立てちゃったようなw)
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