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2021年2月16日 (火)

祝・日経平均3万円超え 今ってバブルなの? 2021/2

日経平均2万9000円超えって記事を書いたのもつかの間、日経平均3万円超えです。ということで、日経さんのこの記事です。

はじめに

日経さんの記事を読むと、同じ3万円超えでも、30年前とはいろいろ違うということがわかります。ざっくり整理すると、

  • 銘柄が違う。30年前はNTT、あとは銀行ばっかりだったのが、今は、トヨタ/ソフトバンクグループ/ソニー /キーエンスなど。
  • 世界で見た日本の地位は低下(というか、分相応になった)
  • 上場企業がやたら増えた。
  • 外国人株主が増えた(約5%→約3割)
  • 利益は2倍。PERは半分くらいの水準に。

面白かったのは、TOPIXのPERの推移。2019年度は、まだ、10倍台でしたが、2/15付けのPERを日経さんで調べてみると、 前期基準で24.46倍。予想で 25.48倍。この予想PERも、つい先日見たときより下がっています。会社によって濃淡はあるにせよ、現在進行形で企業収益は回復中なのです。

202102161

今ってバブルなの? 2021/2

3万円超えは、本来、うれしいニュースのはずですが、ネットではネガティブなコメントが増えます。代表例は、「実体経済と違うからおかしい」「日銀のETF買いのせいだ」「庶民には関係ない」と言ったところでしょうか。私としては、それぞれに違和感があります。株価は実体経済の指標ではないし、日銀だけが日本株を買っているわけでもないし、庶民だって普通に投資をしてます。100円から超高品質のインデックスファンドを非課税で買える制度のある時代に投資してないなんて残念すぎる。

株価の定義で私が一番しっくりいっているのは、橘玲さんによるこの説明。

”株式の価値はその会社が将来にわたって生み出すすべてを現在価値に換算したものである。”

そう言う意味で、市場全体のPERのチェックは重要です。山崎元先生のこのコラムによりますと、

”大まかに言って、

  • 益利回り7%(PER約14.3倍)は「やや割安」
  • 6%(PER約16.7倍)は「高くも安くもない」
  • 5%(PER20倍)は「やや高い」
  • 4%(PER25倍)は「かなり高い」
  • 3%(PER約33.3倍)は「ひどく高い!」"

とのこと。また、山崎先生からは、このような金言も。

「上げ相場にも、下げ相場にも付き合って、長期的にリターンを取る」と考えておくことが、たぶん最も「割がいい」。”

上げ相場も下げ相場も、みんな私のお友だち。やはり、自分のリスク許容度を見極め、市場から離れない。「長期投資、壱の型」しかありません。繰り返しますが、「自分のリスク許容度を見極める」。これこそが庶民の投資において、最も重要なことです。

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個人的には、今は、株高ではあるけれども、バブルではないと感じます。というのは、市場にあふれかえったお金で、豪遊しまくる武勇伝をあまり聞かないせいです(コロナで遊べないというのもありますが)。1980年代バブルの時は、市場の喧噪ではなく、毎日残業ばかりの私の横で遊びまくる人たちを見て、今は景気がいいんだって思ってたことを思い出しました。

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