祝 日経平均2万9000円超え インデックス投資家もたまには市場を見てみるの巻 2021/2
日経平均が、ここに来て急上昇。29,388.50 +609.31 (+2.12%)。2万9000
はじめに
バイアンドホールド型のインデックス投資家というのは、良くも悪しくも相場を気にしていない人が多く、オフ会でも相場の話が出ると、カニを食べているときのような無言状態になることがあります。
ストロングホールドという意味では、正しい姿勢ではありますが、自らが荒波の中にいることを忘れてしまってはいけません。また、インデックス投資家たるもの、日々、収益のため奮迅努力する企業(日々働くサラリーマンもそのひとり)や適正価格を求めるべく日々切磋琢磨する投資家の存在を忘れることがあってはなりません。投資の目的が、サラリーマン生活の役に立つ、経済の勉強にあるとするなら、やはり、相場も見ておくべきでしょう・・・・前置きが長くなりました。
ひさびさに、長期投資家目線で、日本株式市場関連の数値を見てみます。
2/8の株式市場
日経さんのサイトより2/8の株式市場の数値を拾ってみます。
■時価総額(普通株式ベース)
- 東証1部 7,199,257億円
- 東証2部 57,945億円
- ジャスダック 106,951億円
東証一部、いつのまにか700兆円超えてたんですね・・・、先日、知り合いとの会話で適当なことを言ってしまった気も・・・(^^;)。
東証1部全銘柄の指標 | ||
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連結 | 前期基準 | 予想 |
純資産倍率(PBR) | 1.39倍 | -- |
株価収益率(PER) | 23.54倍 | 27.17倍 |
株式益回り | 4.24% | 3.67% |
配当利回り | 1.74% | 1.60% |
PERが高めですが、市場全体として利益が復活すれば、というところ。PBRも極端に高いわけではありません。
コロナショックは、勝ち組負け組を大きく分けそうです。経済が一律ダメ、という見方は、避けるべきかもしれません。永続とは変化なり。
次は、年次リターンのグラフです。各月末ベース。2021/2だけ、2/8の終値が月末だったら、というご参考。
山あり谷あり。最後は定番、長期推移(縦軸対数)です。
こうしてみると、今の相場も、些細なことに思えてきます。長期投資家として、ここから学ぶとすれば、
- 長期上昇期におけるバイアンドホールド
- 停滞期に数年単位で時折訪れる買い場
この二つの収益機会をいかに逃さないか、が重要であること。そして、そのために素人が取りうる方法は、自分にとって適切なリスクを取り続けるしかないんだな、ということなのであります。
以上、インデックス投資家もたまには市場を見てみるの巻でした。
それにしても、30年ぶりって・・・。「生まれる前のことでわからない」という投資家さんが増えているのかもしれませんね。
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