返せない借金の話
6年前、セミリタイアしたとき、退職関連の一連の手続き以外で、最初にやったのが、住宅ローンの完済でした。
はじめに 〜返せる借金はしてもよい
住宅ローンがあるのに投資するのは合理的ではないとされることも多いですが、返せる借金なら借金しながら投資するというのはありだと私は考えています。住宅ローンは、他のローンに比べて低金利のことが多いですし、住宅ローン控除なども使えます。
で、私は、働いているときは、返せるからマル。働くのを辞めてからは、どうせ手持ちの現金を取り崩すだけだから精神衛生面も考え(これ大きい)、この際、完済してしまおう、ということにしたのでした。
さて、問題は、返せない借金です。
返せない借金の話
セミリタイア後、借金に関して、注意していることは次の二点です。
(1)自分はもう借金はしない。
(2)他人の借金のとばっちりを受けないようにする。
(1)は私の意思と管理の問題なので良しとして、問題は(2)。これって、家族や親戚の借金の問題もありますが、最近、思っているのは資産運用も同じだな、ということです。
バブル形成→バブル崩壊って、結局、誰かが、こっそりたっぷり返せない借金をして、それを返せないから起きるとシロートなりに思うんですよ。経済の問題発生→金利を下げて資金供給→猫も杓子もお金を借りる→問題解決→金利が上がる→返せないくせに借りていた人たちや、借りたお金で良からぬことをしていた人たちの存在がばれる→いろんな人がとばっちりを食らう、みたいな流れです。
長期投資家として枯れ果てた私としては、「自分にとって適切なリスクを取る」。このルールを守り続けるだけですから、市場を見てもしょうがないのですが、せめて米国債の長期金利の水準くらいは見ておこうかなと考える今日この頃です。
参照元は、FRBのサイト。米国債金利(10年) 1962-直近の推移です。ここまで長期のデータってFRBのサイトくらいしか見当たらないんですよねー。ここから反発するとみるべきか、日本の如くひたすらゼロへ向かうのかは、マーケットの神さまのみぞ知るです。
コロナショックがあったから金利が下がったと言うより、その前から長期トレンドとしてだだ下がりし続けているんですよね。あー、10年後の未来から見てみたい。
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