バンガード・ジャパン 最後のニュースレター
年の瀬迫る今日この頃、バンガード・ジャパンさんから、最後のニュースレターが届きました。うるうる。
先日お知らせ致しました当社の営業活動終了に伴い、バンガード・ニュースレターのお届けは今回が最後となります。長い間、たくさんの個人投資家の皆さまにご購読頂きましたことを大変感謝しております。バンガード・ジャパンとしての情報発信は終了になりますが、今後も引き続き、バンガード・グループをどうぞよろしくお願い致します。
はじめに
レターの内容を拾ってみると、
- 2021年の世界経済の見通しは、医療面の成果に大きく左右されるだろう。
- 新型コロナは歴史上の転換点
深刻だが一時的な景気後退/加速する未来(自動化等、リモートトレンド)/政策の転換/その一方で変わらない現実 - 高インフレへの回帰ではなく緩やかなリフレ
- 債券は、2021年も低金利が続く見通し
- 世界の株式市場は著しく過大評価されてはおらず、また今後過大なリターンを生む可能性も低い(もったいぶった言い方(笑))。つまり、世界株式の債券に対するリスクプレミアムは小幅なプラスと予想
という内容でした。
というわけで、いろいろ予想はあるわけですが、レターの文章から引用させていただきますと、
「規律ある投資家は、不安を感じさせるニュース
にもかかわらず株式投資を継続すること」
が重要なのであります。不安とは、暴落もですが好調もしかり。航路を守れ。バンガードにブレはありません。
雑談
今回のバンガード・レターのタイトルは、「2021年の経済および市場見通し:近づく夜明け」。夜明けと聞いて思い出すのは、この古い(14年前!)、拙ブログのエントリー。
このころは、無邪気にバンガードの日本完全上陸(つまり、直販ですね)こそ、日本投信業界の夜明け、「日本の夜明けは近い」なんて思っていました。そして10年経ったら...
知らない間に夜が明けてた。
のでした。
バンガードさんは、私が望んでいたような直接的なものではありませんでしたが、緩みきった(失礼)日本の投信業界に間接的に大きな影響を与えてくれました。最初はじんわりと自浄作用(STAM/eMAXISからのニッセイ<購入・換金手数料なし>)、最後は、つみたてNISAというしびれを切らしたお上からの鉄槌というかたちで。
そもそもバンガードなくしてインデックスファンドはなく、低コストもなかったのです。ひょっとすると、株式投資=トレーディングという価値観ばかりがいまだに我が国の大衆を支配していたかもしれません。
バンガード・ジャパン20年の歴史は、私の資産形成の歴史とも重なります。
バンガードなくして私の長期投資はありませんでした。
ありがとう、バンガード・ジャパン!
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