今から投資を始める人へ 2020
さて、ずいぶん以前、アベノミクスの初期に、「相場がよくなって今から投資を始めようかなー、と思っていらっしゃる方も多いと思います。一方で「出遅れた」という声も聞こえてきますよね。」なんて話を書いていました。
アベノミクスから早8年。コロナショックがコロナ相場に変貌しちゃった今。また、そんな風にお感じになっている方が当ブログをお読みのみなさまの中にもたくさんいらっしゃるのではないかと存じます。これって、いわゆる永遠の課題でして、さらに、上記メッセージから1年、続編もありました。
「普通の人による普通の人のための普通の投資の普及」を願う当ブログとしては、そんなみなさまへ、久しぶりのメッセージ再掲です。
長期投資に出遅れなし!
その1 桃栗三年、柿八年。ポートフォリオは10年で!
ポートフォリオというのはそう簡単にできません。商品もそうですけど、大事なのはリスク許容度。もちろん、できちゃう人もいますが、多くは、自分がどのくらいリスクを取れるひとなのか正しく理解するのに時間がかかります。
私は、腹落ちするまで、10年くらいかかった、という話。
せめて一回、できれば2回は、暴落を経験することが必要と私は考えます。
その2 なぜ、暴落の時に始めなかったのか?
さて、相場が好調な時は「今はおかしい。相場が調子悪くなったら始めよう」と思う一方で、暴落すると「それみたことかとばかり」怖くなって始められなくなったりします。
人間、不思議なもので、好調でも不調でも、船出の時は怖いのです。「儲けよう」「成功してやろう」という邪心の仕業です。
今年は、相場の不調と好調が同時に押し寄せて来ためったにない一年でした。投資を始められない理由を考える、絶好のチャンスだったかもしれません。
まとめ 長期投資なんだから長期で行こう!
長期投資とは、「株式の価値は、短期的には変動するが、長期的には増殖する」という特性を利用して、なんとかお金を増やせないか?という命題に対する方法論。てなわけで、当ブログとしては、その解のひとつとして、
- 分散投資(インデックスファンドによる世界分散)
- リスク管理(キャッシュ含む債券クラスとの分散+リバランス)
- つみたて投資(最初のうちは必然的に金額が小さくなると同時に少しでも早く投資に回せる)
といった手法、考え方をご紹介し続けております。
もちろん、大前提として、投資期間は、「長期」である必要があります。20年、30年・・・50年。ときどき、長期を3年、5年で考えたがる人がいますが(気持ちはわかります)、残念ながら時間のオーダーが一桁違うのです。
長期投資は長期でしかその果実を得られることはできないという、ある意味ちっとも面白くない方法論ですが、であるがこそ、少しでも早く取り組んだ方が、良いのではないかと考える次第です。
以上、久しぶりのメッセージ再掲でした。
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