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2020年12月14日 (月)

個人投資家ができて、日銀やGPIFができないこともある

日経さんです。

はじめに

"日銀が10年間に購入したETFは簿価で約35兆円なのに対して、今の時価は約45兆円。10兆円程度の含み益が生じている。"

記事では、勝因として、

  • 世の中が極めて悲観的なムードに包まれ、株価が安くなった局面で「株」を買い始めた。
  • 相場下落時にコツコツと買い続けた。

身もフタもなく言ってしまえば、「この10年は総じていい相場だった」という話ではあります。また、出口政策についても、

”日銀は02~04年と09~10年には銀行保有株購入を手掛けた。(中略) こちらは16年以降、出口政策を本格化させ、既に売却益を得てきている。”

とのことです。10年20年のオーダーで考えれば、どこかで出口はあるんでしょうね。

記事では「日銀の動きがかえって個人の投資をやりにくくしている」という点についても言及しています。民間が買わないから日銀が買ったのにやりにくいも何もないだだろう、というわけです。私なりに突っ込めば、なんで、2008年〜2012年買ってこなかったのよと。えっ、その頃は、まだ学生で無理?・・・失礼しました!

さて、記事は日銀の話ですが、あとGPIF。これら2大巨大マネーを持つ長期投資家はずるい、と感じる人もいるかもしれません。ただ、我々、個人投資家ができて、日銀やGPIFができないこともあります。

その1 個人投資家は、個人向け国債を買える。

GPIFなどは、のどから手が出るほど買いたいんじゃないだろうか、なんて想像して、ひとり、悦に入ることにしています。

その2 個人投資家は、世界時価総額分散投資ができる。

私は、2559(MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信)を買えますが、日銀は買ってません(たぶん)。中央銀行が他の国の株価に影響を与えまくるようなことはしづらいと思われます。また、GPIFは、日本株と外国株は、1:1。日本なんて5%くらいでいいのにと思っても、そんな基本ポートフォリオを設定しようとしたなら…ぶるぶるぶる、想像するだに恐ろしいわけなのであります。

個人投資家は、何を買おうと自由。ビバ自己責任! こんなことを考え、ささやかに溜飲を下げる、小投資家の今日この頃でした。

 

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