2020年度第2四半期運用状況(速報)参考にすべき点
インデックス投資のお手本、壮大なる実証結果でもあるGPIF。最新の運用状況です。
2020年度第2四半期運用状況(速報)
基本ポートフォリオはどうなっているかというと、
本四半期は大きく株価が回復しましたけれど、増えたといっても許容範囲だろうし、株式資産比率が増えているのかなと思ってましたが、ほぼ、基本ポートフォリオ通りでした。資金流入分を債券に回したのか。株を売って債券にリバランスしたのか。本報告書だけでは、その辺は定かではありませんけれど。
雑談
さて、インデックス投資家のお手本。我らがGPIFですが、個人投資家としては、参考にすべき点と、取り扱い注意の点があります。
参考にすべき点は、内外の株式、債券に広く分散したインデックスファンド(非売品ですけど)を買って持っているだけのほったらかし投資の有効性の再確認。
取扱注意な点は、基本ポートフォリオの変更です。
2000年代は、日本債券比率60%とかなり保守的でしたが、2010年代半ばからは、日本債券比率が35%→25%→日本債券に為替ヘッジあり外債も含む、といった具合に徐々にリスクを上がっています。パフォーマンス面でいまのところプラスに作用していますが、リスク(変動幅)が大きくなっていることには違いがないわけです。
個人投資家がリスク資産比率を考える場合には、自分自身のリスク許容度の変化、ことにライフサイクルに伴うそれを基点にすべきであることは言うまでもありません。
また、GPIFは、ESG投資に取り組むようです。これも、個人投資家が単純にマネすべきでない点の一つ。ESG投資はある意味アクティブ投資なわけで、中身を勉強する必要があります。
私見ですが、私は、GPIFの資産運用からは、たとえ善意の形であっても恣意性を極力排除すべきであると考える派です。
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