豊かな老後を生きる3つの黄金律 〜「残酷な世界」では二極化が進む
日経さん。橘玲さんの老後観が非常にコンパクトにまとまった良インタビュー記事です。出処は日経マネー2021年1月号。特集記事は「会社員でもつくれる! 老後資金1億円」となっております。
豊かな老後を生きる3つの黄金律
- 専門性を活かしてできるだけ長く働く
- 長期の積立て投資で着実に資産を作る
- 経済的自由(FI) に到達、好きな仕事を通して人間関係を維持
豊かな老後が欲しければ、働け、ということであります。私の持論でもありますが、いまや60歳でもアーリーリタイア。もし、定年が来て60歳の人が、あと30年、普通に元気だったらどうするの?って言う問題なんですよね。
アーリーリタイアについても言及があります。共感するのは、
アーリーリタイアを「仕事をしないこと」とするならば、それは定着しない
これは早期リタイアした私が実感していることと重なります。「アーリーリタイアしても働いている」のであります。もちろん必ずしも「働く=サラリーマン」ではありません。ここが大事。
ここには、わかりきったトラップがあります。
「残酷な世界」では二極化が進む
それは、「好きを仕事に」できた人とそうでない人の間で二極化が進んでいく、というご指摘。
ことの本質は、サラリーマンというシステムです。会社に過剰に期待してはいけません。私自身の経験から思うことをつらつら書くと、
- 会社以外に好きなことをまず見つける。
- それはシニアになってもできることでなければならない。
- それを共有する人脈を作る。
自分に正直に生きてると、そんなに構えなくても”その扉”はたまに現れます。本能的に飛び込める人もいますが、後になって「あれはチャンスだったのかもなあ」と思ってしまう人も多いでしょう。見逃さないようにするしかないです。
余談
ふと思い出したのが、「この世界は残酷だ そしてとても美しい」って言葉。ついに、「進撃の巨人」The Final Seasonが始まると言うことで、過去の話を復習中の私でした。伏線がいろいろあってどんな話だったかすっかり忘れちゃうんですよね。しかも、思い出せない伏線が気になってしょうがないという。
仙人生活よろしく、時間だけはたくさんあるのであります。
コメント
リタイアは「生産活動をしない」という意思決定をすること
だから、高い能力があって高い報酬を得ている人はフツーはしない
高い地位がある人もフツーはしない
男で言えば、リタイアはインポみたいなものだからw
金銭的不安がない状態で会社を辞めるような場合、橘玲氏のように自分の能力を活かして好きなことをして稼ぐのが理想なのかな
バイトしてセミリタイア とか言っている人は哀れだよね
投稿: 通りすがり | 2020年11月25日 (水) 06時14分
共有する人脈というのは最近ネットでもいいかなと感じていますがどうなんでしょうね? 私的にはFI済みならリアルで人と関わらなくてもいいような気がします。
投稿: クロスパール | 2020年11月25日 (水) 07時10分
みなさまコメントありがとうございます。
>通りすがり 様
バイトの仕事自体がそれなりに楽しくやりたいことであれば、何ら問題ないと思います。ただ、お金のためにあれやこれやで、あくせくしているのは本末転倒、それはそれで何かの奴隷になっているような感じはしますね。
>クロスパール 様
ネットでも人脈たり得ると考えます。ただし、「知人」と「人脈」は異なるというのが私の考えです。
投稿: NightWalker | 2020年11月25日 (水) 11時05分