今ってバブルなの? 庶民が株価の前に考えるべきこと
日経、教えて髙井さん。
私なりのバブルの認識をまとめてみる
コロナショックだったはずなのに、コロナ相場と呼ばれるようになった今日この頃。
先に、長期投資家としての私のバブルの認識をまとめてみますと、
- バブルかどうかは崩壊して初めてわかる。
- バイ・アンド・ホールドは、バブルを乗り越える。
つまり、バイ・アンド・ホールドをどうやって続けるかが、資産形成の勝敗を決める主要因。
(1)収入を得る。
(2)適切なリスクを取る(無リスク資産比率、リバランス)
庶民としては、バブルかどうかを考えること自体にはあんまり意味はなく、この二つが大事です。
庶民が株価の前に考えるべきこと
特に、重要なのは(1)。
早期退職勧奨を受けそのまま早期リタイアした身の上としては、なんとなく世の中の動きが、嫌な感じもしてます。
コロナに耐え忍ぶとき、コロナ収束後復活するとき、それぞれの局面で、縮む会社、大きく伸びる会社。社内でも伸びる人、低迷する人。この辺が見えてきちゃったりするんですよね。ただ、いきなりそうなるというわけではないので、生存本能の有無が重要というのが、辞めちゃったとは言え、一応30年以上サラリーマンを続けた私の述懐(自分で言うのも変ですが)。
なお、(2)は、コントローラブルです。他のエントリーでさんざん書いており、当ブログの読者のみなさまにおかれましては、もはや釈迦に説法状態ではないかと。
おまけ 一応、基本的な株式指標のチェックをしてみる。
日経さんによると、国内の株式指標(20日)東証一部上場(連結)は、
連結 | 前期基準 | 予想 |
---|---|---|
純資産倍率(PBR) | 1.27倍 | -- |
株価収益率(PER) | 20.93倍 | 26.49倍 |
株式益回り | 4.77% | 3.77% |
配当利回り | 1.89% | 1.68% |
PER、PBRの正確な定義は・・・ググってください。私の理解は、
- PER:株で調達したお金(時価総額)が、その会社の利益何年分か? 16倍くらいが平均。40倍超えるとさすがにヤバい。
- PBR:株で調達したお金(時価総額)が、その会社の資産、何倍分か? 1倍以下だと安い感じ。
というものです。全世界のPER、PBRは、こちらを参照ください。
私程度の知見では、あきらかにバブっているとは言いづらいですが、名著、大暴落1929(ジョン・K・ガルブレイス)まえがきにある
”市場があやしい雲行きになったときの常套句、すなわち「経済は基本的には健全である」とか「ファンダメンタルズは問題ない」というものだ。この台詞を聞かされたら、何かがうまくいっていないと考える方がいい。”
凡人としては、この言葉をかみしめたいと思います。
ご参考↓ 暴落する前に読む方が良いが、暴落すると売れるという古典です。
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