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2020年10月13日 (火)

資金流出入額についてちょっと考えて見る

投資信託を選ぶときのチェックポイントに関する過去記事です。

はじめに

投資信託、私の三大チェックポイントは、以下です。

  • ベンチマーク(適切か、そもそもあるか)
  • 純資産総額
  • コスト

ポイントは、2つあって、

  • 絶対的な金額
  • 増加傾向か、減少傾向か

両者は、それなりに関連があります。モーニングスターの月次資金流出入額グラフ※を使って2つほど例を取って見比べてみます。

※ 当該ファンド>リターンタブ>月次資金流出入タブとたどると参照できます。

その1 資産増加傾向にあるファンド

202010131

昨今の米国株好調を受けてか、資金が集まっています。ついこの間、純資産総額1000億を突破したかと思ったら、今や1700億超え、2000億円達成の日も近そうな勢いです。

その2 資産減少傾向にあるファンド

202010132

これまた、大人気ファンドだったのですが、最近は資金流出傾向です。今年に入ってからの凡庸なパフォーマンスのせいでしょうか。一時は4000億円超でしたが、少々減っています。それでも、3500億円超ではあります。

雑談

ファンド償還の危険性は、絶対金額を見れば良いのでカンタンですが、悩ましいのは純資産総額の増減。

増加しているから、そのファンド、ひいてはその投資対象や運用方針が絶対大丈夫とは言えません。ミスターマーケットにせよ受益者にせよ。ある日突然の心変わりはあります。その行動の予測もその是非も、神のみぞ知るです。

長期投資家としては、以下は常に考えておきたいところ。

  • そもそも、そのファンドの運用方針は長期投資指向か。
  • 熱に浮かされて売買判断をしていないか。
  • ファンドの受益者は長期投資思考か。

長期投資家として真価が問われるのはパフォーマンスが出ていないときの行動です。相場が悪いときに狼狽売りなんてことにならないようにするためにも、相場が凪状態の時こそ、チェックしておくべきことがらなのかもしれません。

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