老後のシナリオを決める4つの選択肢
日経、田村さん。
はじめに
記事では、老後の選択別のいくつかのシナリオが図になってます。
最近は、資産形成のための制度もかなり整い、サラリーマンの主力投資ツールである投資信託も進歩しています。選択肢もいろいろです。田村さんの記事には、そのあたりが整理された図もありますので、ぜひ参照して、忘れ物はないかチェックしてみてくださいね。
なお、上記の図では省略されていますが、リスク資産の資産運用には変動があります。上記のようにうまい具合に1%で運用できるわけではありませんのでご注意くださいませ。
それにしても、記事にあるこのコメント、
「かつては高コスト投信しか選べなかった。最近の人がほぼゼロコストで運用できるのはうらやましい」。約20年前から国際分散投資をしてきた都内の会社員Aさん(62)は話す。
私かと思っちゃいました(笑)。
老後のシナリオを決める4つの選択肢 私の選択
さて、例によって私の選択です。
老後のシナリオを決める選択肢は、大きく4つあります。
(1)現役時代に資産運用(そもそも資産形成)を始める。
(2)老後も働く。
(3)年金受給開始を繰り下げる。
(4)老後も資産運用する。
(3)は現代ニッポンならではの選択肢。その他は、割と普遍的な選択肢です。
私の場合は、(1)(3)(4)は、○。(2)は、早期リタイアですから、老後の前から「あんまり働かない」です。
田村さんの図で言うと、①に近いですが、違うところもあります。
- 早期リタイアなので、65歳からではなく、もっと前から減っている。
- 年金だけで暮らしていくので、基本的には、年金受給開始以後は資産は減らないが、余裕資金として取り崩していくので、減る。
よく考えてみると、(2)〜(4)の判断は老後になってからでも間に合います。強いて言うなら、(4)は、現役時代に資産運用を始めていないと、危なっかしい、というのが私の持論ではあります。
現役時代は、将来の選択肢を拡げるため(1)について全力で考えておけば良いでしょう。お金はあっても困りません(実感)。
私が20〜30代の時には、(3)なんて選択肢はなかったですし、20代の頃は60歳から年金もらえることになってましたし。未来なんてわかりません。かといって、変に不安視しても人生がもったいないのであります。
コメント
自分を当てはめてみる。
(1)45歳から積み立て投資を開始した。
(2)68歳の現在も働いている。
(3)65歳から年金給付を(減額あり)使わず米ETFを買付ている。
(4)勿論、あの世から迎えが来るまで続ける。
(4)については効率的相続を考えながら、シフトさせる。
もっと大切なのは、身体が動くうちに、夢だった事を追いかけて実現
させる。有効なお金の使い方を心掛けたい。
投稿: オークX32 | 2020年10月 4日 (日) 15時44分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
60〜64歳の年金が完全に吹っ飛んだ私以降の世代とは違い、年金ギャップのないオークさんの世代は田村さんの図の④のシナリオでも大丈夫な人が多いはずです。オークさんの世代に老後資金の心配があるようでは、若い世代は浮かばれません。
ですので、
>大切なのは、身体が動くうちに、夢だった事を追いかけて実現
ここに選択と集中するのが、オークさん世代の戦略的な老後の過ごし方と不肖考える次第です。
投稿: NightWalker | 2020年10月 4日 (日) 22時30分