長期金利を見るべきワケ
日経、マネーの世界 教えて高井さん。これは、オススメ・コンテンツです。長期投資家的に必読ならぬ必聴、必見。
はじめに
コンテンツの冒頭で、髙井さんが、
一番地味、一番大事
とおっしゃってます。動画を見ていて、ほんとにそうだなと。
- 日本の金利はほとんど動いていない。直近では、欧米も動いてない。
- 日本の金利はほとんどゼロ。欧米もどんどん下がって、ほとんどゼロ。
- 金利と債券価格は逆に動く。
- 長期金利と短期金利は連動している。中央銀行が短期金利を動かし、市場がそれとの見合いで長期金利を決める。ただし、今の日本は、日銀が長期金利がゼロになるようにコントロールしている、ちょっと変な状況。
- 国債の金利=リスクフリーレートがリターンの土台。それ以上のリターンはリスクの代償。
そして、
- 今の日本は需要不足。いくら金利を下げても物価が上がらないorz
最も押さえておくべきは、リスクなくしてリターンなし。
- リスク・フリーレートより高いリターンを得るには、リスクを取らないと無理
これさえわかっていれば、「元本保証の高利息商品には何やらあやしげなからくりがある、うまいはなしはない」ということも理解できるはずだ、とのことでした。まあ、そもそも金利の勉強をしようって言うくらいの意欲のあるひとはだまされないんだとは思いますけど、大事なことであります。
雑談
長期投資は未来は予測しない、予想はよそう、が鉄則ですが、私個人は、債券だけは長期的視野でいろいろ考えます。
- 現状の債券の期待リターンは低い、下手するとマイナス。
- 金利の上昇の可能性も低い。すなわち物価の上昇は、需要が増える理由、たとえば人口が増えない限り解決しそうもない。
- 仮に、物価は上がらないのに株価だけがバブッても、金利を上げて抑制する前に日銀は貯め込んだETFを売りそう。
- 今や、日本も弱いが欧米も弱い。
- 為替は期待リターンゼロでリスクだけ。
などなど、モヤモヤ考えてます。その結果の債券クラスは、「外債には投資しない」「預金+ペイオフ対策としての個人向け国債」という結論なのであります。本来的には、債券だって何があろうとストロングホールドが基本なんでしょうけど。
一方、株価の方は、株のリスクプレミアムとその平均回帰を信じる。こちらは、まったく、もやってないんですけどね。不思議なものであります。
余談
「教えて髙井さん」シリーズは、なかなか良いテーマが続くのですが、いかんせん動画。文章にしてもらった方が、早く脳みそにインプットできるし、ブログ紹介しやすいんだけどなあ、せめて倍速再生※できれば、などと思う私は、すっかり仙人脳であります(笑)。
<追記>
※youtubeチャンネルに動画があり、こちらで倍速再生可能でした。
https://youtu.be/fcbNzs291_s
コメント
YouTubeにも同じ動画が載っていて、そこでは倍速再生できますよ。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLT584WKJcG_kMaD2hONBcEWp4NmRhLWTu
投稿: | 2020年11月 1日 (日) 15時15分
>?様
情報ありがとうございます!ほんとですね。
https://youtu.be/fcbNzs291_s
投稿: NightWalker | 2020年11月 1日 (日) 15時27分