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2020年10月11日 (日)

世の相場と自分のポートフォリオのリスクの関係の話

コロナショックもどこへやらの今日この頃です。しかし、VIX指数は高めですし予断は許しません。

というか、「常に予断を持たない」が長期投資の原則です。自分にとって適切なリスクを保つという作業が必要になってきます。

これには、個人的に、二つの状態がありました。

状態1 相場と自分のポートフォリオのリスクが連動していない。

資産形成前半戦のうちは、必ずしも、市場と自分のリスクが連動しないことがあります。

  • 投資を始めたばかりだと上げ相場でも、目標のリスク資産比率に達しない。
  • 収支も変化する。収入のうちどのくらいをリスク資産に投ずるかでも無リスク資産(現預金等)との比率は変わる。
  • そもそも、適切なリスクがわかってない。

一番目の状態は、リスクゼロからスタートし、積立を始めたばかりだと、けっこうよくあるパターンと思われます。このときは、ひたすら、積立てましょう。ただし、最近のように妙に堅調な相場の時には、その目標自体が高すぎないかは、チェックしておいた方が良いかもしれません。

状態2 相場と自分のポートフォリオのリスクが連動している。

最近の私はこれです。

相場が上がると、自分のポートフォリオのリスク資産比率が上がり、相場が下落すると、リスク資産比率が下がります。

とっても素直。なので、ポートフォリオの管理も簡単です。とにかく、ひたすらリバランス。ラクになりました。

というわけで、資産形成を始めたら、早く状態2になって欲しいわけですが、必ずしも焦る必要はないと考えます。リスクの取り過ぎも含めて、幾度か、相場の山谷を超えてなんとなくわかるものだからです。

こう考えると、長期投資って、軽く精神修養みたいなところはありますね。以上、世の相場と自分のポートフォリオのリスクの関係の話でした。

余談 モメンタムとリバランス

株式投資の世界では、相場のモメンタム(相場の勢い)に乗らないと儲からない、という考え方があります。相場が好調なときにびびってすぐに利益確定に走るようでは相場の神さまに見捨てられる、みたいな。これって、危険な考え方のようですが、経験則でもあり一理あります。

しかし、臆病な長期投資家は、山師よろしく、というわけにはいきませんから、もう少しシステマティックに取り組みます。それが、リバランスを発動するときのレンジです。

たとえば、長期投資のお手本、GPIFの目標ポートフォリオには、「乖離許容幅」というのがあります。少々、ずれたくらいではリバランスしないわけです。しょっちゅうリバランスしてたらコスト(労力)がかかる、というのはあるでしょうが、結果として、相場の勢いの力を利用する可能性を多少なりとも上げているのでした。

20201011

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