早期リタイア後「そしてインデックス投資が残った」で良かったと思ってしまった話
先日、ふと思い立ち、久しぶりに株の銘柄情報なんかをネットで眺めていて気が付いたことがありました。
はじめに 〜なんか嫌な感じがする
なんか嫌な感じがするんですよ。
営業利益の推移なんかを見てると、早期リタイア以前のサラリーマン時代の嫌な方の記憶が呼び起こされるというか(^^;)。過去のシチュエーションでの悪夢で目が覚める系。
私は、かれこれ20年前、次のような理由で株式投資を始めました。
- 家も買ってローンの繰上返済第一弾も終えた。しばらく大きな出費はない。
- おや、ふと見ると、ネット証券なんてのが営業を始めてる。
- これなら平日に証券会社とあれこれやりとりしないでも済む。
- よし、株式投資でもして、経済の知識を身に付けたい。
で、個別株投資(もちろん日本株100%)を始め、投資信託を知って積立て始め、時を経て、インデックスファンドばかりが残った。そんな経緯です。いまどきの方のように、最初から世界分散型のインデックス投資にたどり着けたわけではありませんでした。
早期リタイア後「そしてインデックス投資が残った」でつくづく良かったと思ってしまった件
遠い昔、当時の私は、それなりにビジネスが好きで経営にも興味があったはずです。
ただ、今にして思うに、そういうことに興味があった本質はちょっと違うところにありました。私、仕事が好きとかビジネスが好きとか投資が好きとかではなく、単に独立して自由になりたかっただけなんですよね。その手段の可能性の一つとして、経営者を考えていたに過ぎなかったわけで。
リタイア後にできた時間を使いボケ防止も兼ね、銘柄研究に勤しみ個別株投資をする、ってな話がありますが、私は、もういいかな。早期リタイアして5年。もうビジネスにまつわる嫌なことは思い出したくないと思っている自分に気が付きました。
早期含めてリタイアしたら、刻一刻と減って行く残りの人生の砂時計を見つつも、あたかも学生時代のように人生を楽しむ方が大切で、いわゆる「株」であくせくするのは卒業です。財をなすなら現役時代にやっておけ、と。
時折、まずはインデックス投資で知識を蓄え、個別株投資に挑戦してみよう、というストーリーを見かけますが、私は、その逆で良かったなと思ったりもする今日この頃でした。
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