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2020年9月29日 (火)

アーリーリタイアとおひとりさまの老後問題

日経マネーのまなび、山崎俊輔さんです。

はじめに おひとりさまの老後問題

おひとりさまの問題は、大きく2つ、という整理です。

  • お金の問題
  • 介護の問題

前者は、現役時代との収支のギャップ、年金は二人分もらえない等ですが、悩ましいのが後者。

私自身、主介護人になってわかったことは、現実には被介護者本人だけではモロモロうまく行かないこと。

介護サービスは複雑怪奇で、ケアマネージャーさんの説明を聞いてもなかなかに難しく悩ましいのです。しかし、実際に介護が必要になるときには頭も手足も回らなくなっているから介護が必要なわけで、どうすれば良いか決断できないかもしれません。

となると、要介護度が低いうちに老人ホームという選択肢も出てきますが、その分、お金がかかりますし、まだ元気だと思ってるのに老人ホームに入るのには抵抗があるという人もいるでしょう。

ただ、このおひとり様の老後問題、「結婚していても最期は同じかな」と思ったのが、アーリーリタイアを決断した5年前でした。

最期は、おひとりさま、という考え方

どういうことかというと、我が家の場合、

  • 私の妻は私の5歳下。男女の平均寿命の差をざっくり5歳とすると、妻は10年間は、おひとりさまになる可能性が高い。
  • 子や孫が、親の介護の主体になるという考え方は、我々世代が要介護となる時代には、マイノリティになる可能性があると考えた方が良い。

というわけで、私の妻は、最期はおひとりさまになる可能性が高いのです。これは、常々、妻と認識を共有しています。

このことを加味して、早期リタイア時に、金銭面で考えたことが以下の観点でした。

  • 遺族厚生年金の受給資格と金額をチェック(繰り下げても増えないので65歳時点での私の老齢厚生年金受給額の75%になる)
  • 遺産の必要額をチェック。(老後資産を取り崩して使い切るではなく、私の死後、遺す方向での運用)

遺族年金って非課税だし、75%とはいえ、配偶者が死ぬまでもらえます。厚生年金の実質的な回収は、この分も含むわけで、結婚した場合におトクになるかもしれない部分でもあります。

ただ、今後は、この考え方自体が古くなっていくのかもしれませんね。

専業主婦(主夫)は損である論がありますが、配偶者の遺族年金に期待するのではなく、配偶者の死後は、自分自身の厚生年金をもらった方が金額が多いという時代になっていくのかもしれません。人生終盤の選択肢を増やしておくという意味でも考えておくべきことなのかもしれません。

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