パソナ 淡路島に本社移転 もし私だったら?
日経ビジネスさん。
淡路島に本社移転 もし私だったら?
メディアの論税で、よく、「こんなことをする政治家が何を考えているか聞いてみたい」なんて批判する人がいて、「だったら聞けばいいじゃん。それがメディアの仕事だろ」なんて思うことがありますが、さすが日経。まさに、ズバリ聞く、という取材です。
" ー 移転の計画を発表した後、「聞こえのいいリストラ(人員削減)なのでは」といった反応もありました。
南部氏:「絶対に行きたくない」という人はいるかもしれませんが、リストラとかそういうつもりはまったくありません。もちろん本人の希望で辞める人は止められないわけですが。"
答える方も、これまたさすがの回答。
私だったら、どうするかなあ。たぶん、この程度では辞めないと思います。とりあえず、行ってから考えますね。
実は、こういうのは「面白そうだ」と思ってしまう方なんですよね。5年前、早期退職勧奨を受けたときも、「これは、人生最後の冒険※をするチャンスかもしれない」とわくわくしてしまったわけで。まったく逆の方向ですけど(笑)。
みなさまなら、いかがでしょうか?
※もちろん、早期リタイアのことです。
雑談
ちなみに、この話、最初に私が思ったのは、社員のリストラ施策というより「東京都への三行半じゃないのか」という視点。
本社移転となれば、税金を納める先も変わるでしょう。淡路島の人口は13万人。ここに、連結売上 3,000億超の会社がやってきてしまうわけです。ふるさと納税なんて目じゃないです。
東京から見れば、もし、他の大手企業も同じように次から次へと本社のみ観光地へでも移転でもし始めたら大幅税収減。一方の観光地は、観光客が来なくてもいきなり潤います。GoToトラベルの東京除外どころじゃないという・・・妄想です。
閑話休題。とは言え、人事異動はリストラの古典的手段です。油断は禁物。たとえば「全社の危機を救ってくれ、君しかいない」みたいな大義名分を背負わせて、いざ行ってみるとそこは地獄、みたいなシチュエーションです。
こういう場合は、ネガティブな意味合いでの人生の転機になってしまいかねません。
- 転職力を付ける。
- ダブルインカムでリスクヘッジする。
- 辞める前に次の仕事は決める。
- 辞めるにしても「会社都合」にする。
この辺は雑誌なんかでも良く取りあげられる、基本的な対策項目。まあ、こんなの、この道のプロであるパソナの社員には釈迦に説法ですね。
ただ、この基本的なアクションアイテムで切り抜けられた幸せな時代は、終わりを告げるかもしれません。やはり、自己防衛として、リストラのターゲットになりやすいアラフィフまでに「早期リタイア力」を身に付けておくべきではないかと、早期退職勧奨を受けた、5年前の上司との面談を思い出す私でした。
コメント
私ならテレワークしてみるかなあ。淡路島に行かなくても、内勤の仕事は出来ると思うので。
投稿: らいら | 2020年9月 4日 (金) 11時48分
>らいら 様
コメントありがとうございます。
このケース、推測するに東京在住のままの完全テレワークは認められないでしょうね。淡路島で、ソーシャルディスタンス、換気十分みたいな職場環境を準備するのではないでしょうか。
投稿: NightWalker | 2020年9月 4日 (金) 11時59分