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2020年9月 8日 (火)

「ポスト安倍」運用の3つの視点

日経 田村正之さん。タイトルだけ見ると、政局相場の予想にも見えますが、そうではありません。長期分散投資マスター、田村さんならではの珠玉のエッセンスがちりばめられています。

視点その1 米ドル安・円高への逆回転リスクを認識

今やどこもかしこもゼロ金利。異次元緩和の効力切れにならないかという懸念です。購買力平価から見れば、今は、円安に振れているわけですし。

視点その2 外債保有の効力の低下

「外債全体での期待リターンは今やゼロに近い。一方で為替の変動リスクは年十数%あり割に合わない」

まさにこれ。今や、日本も弱いが諸外国も弱い、のであります。

視点その3 外国株式の利益の成長力は長期では為替変動より大きい

外国株式は外せません。

以上、田村さんの記事での「「ポスト安倍」運用の3つの視点」でした。

資産クラス別に、私なりに整理すると、

  • 外国債券ヘッジなし
     →期待リターンが低い上に円高リスクを考えると投資妙味なし。
  • 外国債券ヘッジあり
    →期待リターンが低く、投資妙味なし。
  • 外国株式
    →投資コストとリスク制御に注意しつつも投資するのが「吉」。

債券クラスの代替策としては、金利が上がるとそれに追従する「個人向け国債 変動10年」がオススメですが、ペイオフ対策が必要でなければ、普通に定期預金でいいでしょう。

また、記事では、敗者の復活で言うところの「稲妻の輝くときに市場にいるべし」という話についても振れています。

株価はときおり急伸する。グラフBの期間中、海外株式の上昇率が高かった上位10回の月に投資をやめていた場合、上昇率は半分に下がる。この10回の一つは、コロナ禍のさ中の今年4月だった。急伸時期の事前予測は困難で、投資は継続することが大切だ。

ああ、コロナ禍のときも、市場に居座っていてよかった。

以上、田村さんの長期投資のエッセンスが、思い切り詰まった記事のご紹介でした。

答えは「インデックスファンドで世界株式に分散投資して、あとは現預金または個人向け国債でリスクを調整」とまあ、超簡単、味も素っ気もありません。しかして、その背景には、けっこう深い理由があります。投資がカンタンな分、仕事に集中し、うっかりコロナ失職されることなく稼いだ方が吉。これこそが、「ポスト安倍」「ウィズ・コロナ経済」を乗り切るインデックス投資術の極意なのでした。

余談

ブルームバーグさん。

どうやら、アベノミクスの金融政策は維持。その続きを指摘されながらも、なかなか着手できなかった「規制改革」を推進するようです。

携帯電話料金の値下げ。地銀の再編。地方経済。

ひょっとして、キャリアが格安SIMの値段になるイメージかな。だったらすごいですけど、今あるエコシステムを破壊することでもあるわけで。地方経済も観光立国で再生ってことになってますが、手っ取り早く、都市部に本社がある会社の法人税を地方に持っていくみたいな方法論が出てくるかもしれません。

そこにあるのは「対決」です。

投信のコスト革命もそうでしたが、いわゆる「伝家の宝刀」を振りかざさないとなかなか動かないんだろうなあ。想像したくない政治手法がいろいろ頭に浮かびますが、書かないことにします(笑)。

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