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2020年9月24日 (木)

やがて平均に回帰すると達観してみる 〜高ROEのワナ 株価上昇にもう一つの条件

日経 田村正之さん。「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第25回のテーマは、こちら。

高ROEだからといって株価が上がるとは限らない

今回の話は、ROE。今回の私のチョイスは、このひと言。

高ROEだからといって株価が上がるとは限らない

さすが、田村さん、わかりやすい検証のグラフが出ています。

20200924

良いときもあれば、悪いときもある。ずっと勝ち続ける戦略も人もめったにいません。ROEも人生のようです。なんでも、人生にたとえる今日この頃(笑)。

田村さんの記事には、他にもいろいろ有益な示唆がありますので、ご一読ください。

さて、このROEの話から、インデックス投資家的、つまり私的教訓を無理矢理、抽出してみます。

その1 やがて平均に回帰すると達観してみる。

ずっと勝ち続ける戦略があるとするなら、みんなその戦略をとるので、いずれは市場に飲み込まれ、その結果は市場の平均に回帰していくはずだ。そして、その平均とは、市場そのもの、すなわち時価総額型のインデックスだ、と達観してみましょう。

「○○だからといって株価が上がるとは限らない」。

○○に当てはまる言葉は、高ROEだけではありません。高配当しかり。低PBRしかり。良く聞くのが、バリュー株が強い時は成長株が弱く、成長株が強いとバリュー株が弱いみたいな話。スマートベータは、本来続かないはずのアノマリーの中には続いているものがあるという研究成果ですが、個人的には釈然とはしていません。

まあ、面白いので、少しは投資してみてはいます。

その2 高ROEは、自分の仕事や生活で目指す。

株価はともかく、ROEが高いこと自体は、その会社の経営にとっては概ねいいことなわけです。

インデックス投資とは、投資に時間とコストをかけず、その分、仕事や生活に集中する戦略。

とするなら、高ROE戦略は、投資ではなく、自分のビジネスで活用する。その知識を仕事に活かす。結果、会社が潰れなかったり、会社が成長したり。うまくすれば給料が上がったり。

こっちの方が大事そうです。

ちなみに、早期リタイアして働かなくなった私の場合は、投資に時間とコストをかけないことが、生活という利益を増大する高ROE戦略と言えましょう(こじつけ笑)。

以上、私なりに高ROEを考えてみる、でした。

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