労働者のループから抜け出してみるという選択
「労働者1.0」と「労働者2.0」
「株式投資の経験は必ず仕事に生かせる」って、ほんとですよね。私自身も、20年前に株式投資を始めた理由のひとつがこれでした。
この記事に、「労働者1.0」「労働者2.0」という考え方が出てきます。
私の場合どうだったかなあ、というと、
- 会社に入ったばかりの頃 労働者1.0
- 配属してすぐに 労働者2.0の意識になる。
(黎明期の会社にありがちな誰もが開拓者なパターン) - 以後、20年くらい、そのまま突っ走る。
- あるシニアならではの人事異動をきっかけに、気持ちが労働者1.0に舞い戻る。
- 気持ちの修復不能つまり失速→早期退職勧奨→早期退職
- 再就職するも、もはや労働者1.0からは抜けられない(いくら意識が高くてもそんなポジションは、もはや自分にはない)ことをとっとと悟る。
労働者のループから抜け出してみるという選択
労働者はどこまで行っても労働者。最後くらいは、その輪廻(ループ)から脱出してもいいんじゃないかというわけで、めでたく完全早期リタイアすることにし、晴れてフリーランス状態になりました。
もちろん、探せば何かあったのかもしれませんが、七転八倒したあげく、時間を失うだけになったかもしれず。これは、個別株投資からインデックス投資に移行してきた過程で学んだことかも。まさに「株式投資の経験は必ず仕事に生かせる」。この5年前~4年前の選択は、今思い返しても、その時の自分をほめてあげたい。(もちろん再就職先を辞めるときはけっこうゴタゴタしました)
お店なりなんなりを経営してたりすると、一見労働者のループから離脱しているように見えますが、売上に追われお客に追われ従業員に追われ世間に追われ・・・、必ずしも、そうではなかったりします。そう考えると、今の状態は個人的には最強です。
この話でふと思い出したのが、橘さんの本。
冒頭に
- 働き方1・0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
- 働き方2・0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
- 働き方3・0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
- 働き方4・0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
- 働き方5・0 機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア
という定義が出てきます。ものごとの分類には、いろんな次元がありますね。こっちの次元の切り方の方が私は好きです。私は、さしずめ、「ほとんどギグをしない働き方4.0」かな。
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