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2020年8月30日 (日)

一生に一度くらいはMSCIのサイトを覗いてみよう

指数の中身はインデックスファンドの月報や運用報告書で見ればオーケーですが、今回は、指数の本家、「MSCIのサイトを一生に一度くらいは覗いてみよう!」という、投資初心者さん向け企画です。私もひさびさに眺めてみました。

その1 指数全体の構成を掴む

202008301

eMAXIS Slimオールカントリーでお世話になっている方も多いであろう、MSCI ACWI。ここにフロンティア市場は含まれていません。なのでMSCIの体系上の全世界は、「MSCI ACWI & Frontier Markets Index」ってことになるようです。フロンティア市場には、ベトナムがあります。

この図にはありませんが、日本で先進国株式といっているのは、MSCI World Index - Japan =MSCI-KOKUSAIインデックスになります。 

その2 MSCI ACWI Index (USD)

MSCI ACWI、本家のレポートです。

うまくハイパーリンクが効かないことがあるみたいなので、URLを貼っておきます。
 https://www.msci.com/documents/10199/a71b65b5-d0ea-4b5c-a709-24b1213bc3c5

202008302

この期間は、エマージング指数(MSCI Emerging Markets)と全世界指数(MSCI ACWI)、全先進国指数(MSCI World)のリターンが、たまたま、ほぼ一緒。こうしてみると、エマージングってそれほど期待リターンは高くない割にリスク(変動幅)が大きいという風にも見えますね。

また、MSCI ACWI とMSCI Worldの差は、誤差レベル。

何を比較するかで、このレポートの読者のニーズや書き手の意図が見えるような気もして面白いですね。

時価総額もついでに見てみます。全体で見れば日本は2位ですが、トップ10企業に日本はありません。中国と台湾はあります。

  • 1位 APPLE US (1,859.75)
  • 2位 MICROSOFT CORP US (1,481.35)
  • 3位 AMAZON.COM US (1,339.10)
  • 4位 FACEBOOK A US (610.27)
  • 5位 ALIBABA GROUP HLDG ADR CN (471.57)
  • 6位 ALPHABET C US (455.09)
  • 7位 ALPHABET A US (446.23)
  • 8位 TENCENT HOLDINGS LI (CN) CN (394.93)
  • 9位 JOHNSON & JOHNSON US (384.04)
  • 10位 TAIWAN SEMICONDUCTOR MFG TW (357.80)

                  (   ):USD Billions

米国の強さは、新しい企業が新しい産業を生み、市場の成長とともに大型株に成長し、更にそのうちのいくつかがドカンと伸びたことだったんだなということが、あらためて感じられます。(未来はわかりません。念のため追記。)

以上、一生に一度くらいはMSCIのサイトを覗いてみようの巻でした。

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