GPIF 2020年度第1四半期運用状況(速報)
GPIF 2020年度第1四半期運用状況(速報)
コロナショックって何、というグラフになってます。
2019年度末(年次)と今四半期を比較してみるとこんな感じです。
項目 | 2019年度 | 2020年度第1四半期 |
---|---|---|
期間収益率 | -5.20% | 8.30% |
2001年度からの累計収益率(年率) | 2.58% | 2.97% |
期間収益額 | -8兆2831億円 | 12兆4868億円 |
累計収益額 | 57兆5377億円 | 70兆245億円 |
運用資産額 | 150兆6332億円 | 162兆926億円 |
相場の好調を受けて、昨年度のマイナスをあっさり跳ね返しています。運用資産額も162兆円に増えました。リバランスの力、健在と言うことでしょうか。
年金積立ての見通しについて知っておく
もちろん、今後の相場次第ではどう変わるかはわかりませんが、年金積立金は、あくまで長期。押さえておきたいのは、年金積立金って「概ね50年程度は取り崩す必要が生じない資金」という、普通の人間では不可能なレンジで運用していること。2019年度の概況書に明記されてます。
どういうことかというと・・・
こんな具合に、今のところ、年金保険料+国庫負担(税金)で、年金給付の財源は、ほぼまかなえているんです。で、いろんなケースでの見通しがどうなっているかというと、
ケース1の1,008兆円っていうのはすごい。しかし、シブく見た場合でも、今、生きている人が死ぬまでは、年金積立金はなくならないという見通しなのです。
とは言え、マスコミは、「いやそんなはずはない」「日本の未来はとっても暗い」という呪いをかけるのが大好きですからね。それより、明るい未来のための日々の地道な活動の方が大切なのです。
それに、100年後の未来は、年金以外の部分が想像を絶している可能性の方が高いし、そっちの方がはるかに面白そうです。
革命的な医学の進歩で寿命が大幅に伸びて人生150年時代とか、カーツワイル氏の描くようにAIが技術的特異点を超え人間の知能を遙かに凌駕するようになり、それこそソードアートオンラインの世界みたいに人間の意識を仮想世界にコピーできるようになるとか、機械がほとんどすべての仕事をしてくれるような時代になるとか。
願わくば100年後のその時まで、資本主義が残っていますように。そんなことを考える今日この頃でした。
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